播戸竜二が選ぶJ歴代ベスト11「『超攻撃』がテーマ!切り札はもちろん…」

2020年05月03日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

2列目に並ぶのは創造性豊かなタレント

赤く囲っているのが「MY BEST PLAYER」。播戸氏が選んだのは、「パスワークの質が各段に上がる」と称賛する遠藤だ。

 4月23日発売のサッカーダイジェストでは、「Jリーグ歴代ベストイレブン」と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名に"マイベストイレブン"を選んでもらっている。人選の条件は現在までに登録されたJリーガーで、外国籍選手は3人まで。ここでは、G大阪やC大阪などで活躍し、現在はJリーグ特任理事などを務める播戸竜二の"マイベストイレブン"を紹介しよう。

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 テーマは『超攻撃』。8:2くらいで攻撃に比重をかけて戦いたい。俺が代表とクラブで一緒にプレーしてきた選手たちの中から、それが可能なメンバーとシステムを選んだ。カリスマ性のある西野監督は細かいことは言わず、大局的な視点で采配を振るってくれるだろう。

 常にボールを保持するためにアンカーには遠藤を置く。彼がひとりいるだけでパスワークの質は各段に上がる。常にこのボランチを経由してボールをポゼッションしていく感じだ。Jリーグでも日本代表でも歴代最多の出場数で、公式戦1000試合を経験する遠藤が、このチームに落ち着きをもたらしてくれるのは間違いない。
 
 2列目に並ぶのは創造性豊かなタレント。乾には突破力、アキ(家長)にはキープ力、(香川)真司には狭い局面での打開力を存分に発揮してもらいたい。この3人とはセレッソでともにやったが、それぞれ自慢の武器があるし、成長度合いが素晴らしい。アキなんてガンバでも一緒で、19歳の時から見ているけど、当時から遥かに力をつけて、リーグMVPにも輝いた。

 そんなシャドー3人と絡みながら、多彩な攻撃を繰り出してほしいのが、加地と新井場という馬力と技術のある両SB。加地は攻撃的にも守備的にも振る舞えて、アキのカバーリングもこなせそうだし、鹿島で勝者のメンタリティを培い、技術の高い新井場も、乾と好連係を築いてくれるだろう。

 もちろん遠藤も守備には献身的で、2列目のトリオもハードワークができるし、両SBも堅実的に守備もこなせるタイプだが、カウンター対策として、2CBにはスピードとパワーを絶対に求めたい。(田中マルクス)闘莉王、中澤(佑二)さんも考えたけど、ここは一緒にやって頼もしかった(上本)大海と茂庭をチョイスした。ふたりとも対人能力は抜群。1対1はお手の物だし、数的不利の状況でも防いでくれる。大海はフィード能力も高いから、逆にカウンターをお見舞いするのもアリだ。
 

次ページ数多くのブラジル人の中でも、このふたりはレベルが違った

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