ポグバ、コウチーニョ、ヴェルナー、ラウタロ――いま、去就が気になる選手たちの動向を移籍専門記者が語る!

2020年04月29日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ポグバ獲得を狙うのは…

ポグバ(左上)、マルティネス(右上)、コウチーニョ(左下)、ヴェルナー(右下)ら今夏の移籍市場で注目される選手たちの動向を専門記者が語った。 (C) Getty Images

 新型コロナウイルスの危機で先行き不透明な中でも、クラブは今後に向けたチーム編成を考えていかなければならない。

 各クラブが補強戦略を含め、今後に向けた協議を進める中で、現地時間4月28日に移籍市場に精通するイタリア人のジャンルカ・ディ・マルツィオ記者が、英衛星放送『Sky Sports』でファンからのマーケットに関する質問に答えた。

 まず、マンチェスター・ユナイテッドでの去就が取りざたされるポール・ポグバについて、ディ・マルツィオ記者は「契約が残り1年となるから、移籍するかもしれないと思う。そうなれば、今、契約延長するのは非常に難しい」と持論を展開した。

「ユナイテッドはもっとも重要な選手だと考えている。ピッチ上だけでなく、マーケティングやグッズ販売など、あらゆる面からね。だが、今の契約状況から、残るのはとても難しい」

 では、どのクラブがポグバを狙うのか。ディ・マルツィオ記者は、「レアル・マドリーが狙っている。ジネディーヌ・ジダン監督は昨夏も彼を望んだ」とコメント。さらに「ユベントスも復帰を望んでいる。ただ、彼らはトレードしかしない」と続けた。

「だから、ユナイテッドがユベントスの選手をトレードで望むか次第だ。ミラレム・ピャニッチやドグラス・コスタとかね。直近でもユベントスとユナイテッドがコンタクトを取ったのを知っている。ユベントスはこの類の取引を望んでいるからだ」
 

 また、バイエルンが買い取るかが不明瞭なフィリッペ・コウチーニョについて、ディ・マルツィオ記者は「(保有権を持つ)バルセロナが売却を望んでいる選手のひとりだと知っている。クラブが経済的な困難に直面しているからだ。彼らは選手を売らなければいけない」と述べた。

「コウチーニョに対するオファー次第だ。2、3か月前にチェルシーが望んだが、また欲しがるかは分からない。カルロ・アンチェロッティがエバートン強化を望んでいるのは知っている。コウチーニョは標的のひとりになり得るだろう。でも、元リバプールのコウチーニョがエバートンを望むか。それにおそらく、彼はチャンピオンズ・リーグで戦うチームにいたいだろう」

 同記者は意外な選手にも言及している。プレミア行きが囁かれているアトレティコ・マドリーのトーマス・パーテイだ。「アーセナルがかなり望んでいる。アトレティコは全選手がマーケットにいるよ。だからオファー次第となる。条件が良ければアトレティコはすべての選手の売却にオープンだ」と話している。

「アトレティコが望むのは金銭だから、他選手を絡めての取引は難しい。取引になるとアトレティコは非常に賢い。だから残留でもサプライズではないだろう。来年、再来年に売ることもできる。だからアトレティコはコントロールしているんだ」

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