村井チェアマン、Jリーグ6月再開の最短スケジュールに言及も「8月再開になると…」

2020年04月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

プレミアリーグの例を引き合いに、6月再開なら準備期間確保のため「5月23日」を判断の目途に

Jリーグ合同実行委員会後のWeb会見で、村井チェアマンが再開に向けての日程について言及した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグの合同実行委員会が4月23日に行なわれ、その後ウェブ会見が実施された。村井チェアマンがリーグ再開へ想定されるスケジュールについて言及している。

 この日午前中に開かれたJリーグとNPB(日本野球機構)合同による第6回新型コロナウイルス対策連絡会議において、専門家チームからは「(緊急事態宣言が)緩和された後でも選手の移動、宿泊という部分は制限される可能性も高い」「(開催されるにしても)まずは無観客という形になると思う」との見解が述べられた。これを受けて実施された午後の合同実行委員会では村井チェアマンから、6月再開のシナリオも描きながら、「7月にずれ込むことを想定して」準備することが実行委員に伝えられたという。

 再開に関してチェアマンは「日程プロジェクトがクラブの現場と話し合いながら進めていくことが前提条件。ここで早計に発言はできない」と確定事項ではないとしたうえで、「(前回再開予定日の)5月9日から1か月以上離すということは、最短なら6月13日になる」と再開スケジュールに言及。さらに、プレミアリーグが3週間の準備期間を設けるとした例を引き合いに出して、「再開まで3週間の準備期間を用意するとした場合、5月23日が(再開か否かの)意思決定の目途になる」とした。

 一方で村井チェアマンは「7月・8月再開」の可能性にも触れ、「8月再開になると、ルヴァンカップの大会方式が大幅に変わる可能性がある」とし、さらには日程の後ろ倒しも含めて「複合的な要素で、いくつかのパターンを組んでいる」と、様々な可能性を模索する状況であることを明かした。

 いまだ終息が見えないコロナ禍にあって、対象が全国に拡大された緊急事態宣言がどのような方向に向かうのか。今後は、政府の動きをつぶさに確認しながら、リーグ再開の見通しを立てていくことになりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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