国民的米菓企業【亀田製菓】がアルビレックス新潟を支える理由とは…?

2020年04月24日 佐藤香菜(サッカーダイジェスト)

「ワクワクしてみんなが楽しめる、そんな会場を作っていきたい」

試合観戦に着用していくというマイユニホームを掲げてほほ笑む田中通泰代表取締役会長CEO。写真:徳原隆元

 国民的米菓と言える「亀田の柿の種」や「ハッピーターン」を製造販売する亀田製菓株式会社。アルビレックス新潟のメインスポンサーで、ユニホームスポンサーを務めて今季で25年目になる。四半世紀にも及ぶつながりのなかで、クラブとどのように関わってきたのか、そして今後について、会長CEOの田中通泰氏に語ってもらった。

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 亀田製菓株式会社は、アルビレックス新潟の前身であるアルビレオ新潟FCが設立された1996年からユニホームスポンサーを務めている。胸のネームを担当するのは99年からで、新潟がJFLからJ2へ参入した年。2016~18年には、勝利を願う意味などを込めて人気商品「ハッピーターン」をロゴに採用するなど、アルビレックスに寄り添いながら歩んできた。

 「かつては地域振興の成功例としていろんなクラブから注目されていたけれど、今はそのクラブのほうが上手く経営をしている。スポンサーの愛情表現としてあえて厳しいことも言わせてもらっていますが、もっとみんなが楽しめる努力を常に行なわないと」

 そんな亀田製菓では、ひとりでも多くの人に来場してもらえる楽しいスタジアム作りを目指し、クラブとの共同活動で「ハッピーターンプロジェクト」を行なっている。

 そのひとつが、11年からスタートした、県内の福祉施設や幼稚園・保育園、小学生などの子どもたちをスタジアムに無料で招待する「ハッピーシート」の提供だ。
 

次ページ「ハッピーシート」のもとになったのは…

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