「アフリカまで行くかもね(笑)」本田圭佑の未来を恩師インザーギが仰天予測

2020年04月22日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

インザーギの下で6ゴール・5アシストを記録。

インザーギは教え子である本田の近況をしっかり追っていた。(C)Getty Images

 本田圭佑のミラン時代(14~17年)における最高のシーズンが、入団2年目にあたる14-15シーズンだろう。
 
 フィリッポ・インザーギ新監督の下で右ウイングの定位置を掴み、とくに開幕7試合は6ゴール・2アシストと大爆発。アジアカップ参戦でクラブを離れた冬場、そしてコンディション不良がなければほとんど常にスタメンに名を連ね、年間で6ゴール・5アシストの成績を残した。
 
 あれから5年の月日が流れたものの、当時の恩師であるピッポ(インザーギの愛称)は本田のことを忘れていないようだ。好評発売中の『ワールドサッカーダイジェスト2020年5月7日号』に掲載されている、旧知であるパオロ・フォルコリン記者の電話インタビューで、教え子にエールを送っている。
 
 フォルコリン記者に「さっき(42歳でいまだ現役の)ブッフォンの話が出たけど、もうひとり不死身の選手がいる。ピッポがミラン監督時代に指導したホンダだ。彼が今どこでプレーしているか知っているかい?」と聞かれたインザーギは、次のように答えたのだ。
 
「もちろん!! ブラジルのリオデジャネイロだろ。ボタフォゴと契約したんだよね。でも、ケイスケはまだ、不死身って呼ばれるほどの年齢じゃない。次の誕生日で34歳だろ? 私もその年齢の頃はまだ十分にプレーできたよ。二度目のチャンピオンズ・リーグ優勝とクラブワールドカップ制覇を果たした2007年が、34歳だったからね」
 
 さらに、インザーギは本田の近況もしっかりと追っているようだった。
 
「それにしてもケイスケは、世界で唯一の記録を成し遂げたらしいね。5大陸(アジア、ヨーロッパ、北中米、オセアニア、南米)のすべてのクラブでゴールを決めたんだろ? 世界制覇にはまだアフリカだけが足りないけど、ケイスケの性格を考えると、そのうちそれも制覇しに行くかもしれないな(笑)。この記録だけは私も真似したくてもできなかったね」
 
 インザーギは教え子である本田の挑戦を、今も温かく見守っているのだ。

【動画】本田圭佑のミラン時代スーパープレー集はこちら!
 
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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