どちらもサッカーの歴史に名を残した偉大な選手であることは確かだ。だが、名前が同じであるがゆえに、比較されることが少なくない。

　元ブラジル代表のロナウドと、現在ユベントスでプレーするポルトガル代表のクリスチアーノ・ロナウドのことだ。

　自身も偉大なゴールゲッターだった元イタリア代表のクリスティアン・ヴィエリは、英紙『Daily Mail』のインタビューで、ロナウドとC・ロナウドのどちらが優れているか問われて、「わたしはロニーの友人だ。幸いにも一緒にやれた」と、元チームメイトのロナウドを推している。

「彼にはすべてがあった。爆発力があり、パワフルで、速かった。ダンサーみたいだったよ。ボールで踊っているみたいだった」
 

　ただ、ヴィエリは「ブラジルのロナウドのほうが上だと言っておく」としたうえで、ポルトガル代表の大エースについても「兵器だよ」と称賛した。

「彼がやっていることのすべて、そしてこれから続けていくことのすべてが素晴らしい。40歳までプレーできるよ。彫刻のような体格をしている」

　違う時代のスーパースターを比較するのは難しい。だが、ヴィエリがより優れていると感じたのは、元チームメイトの"怪物"だったようだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部