リバプールの新ターゲットはインテルの司令塔!75億円で引き抜きか?

2020年04月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

契約解除金が約75億円に設定されているブロゾビッチ。

クロップ監督は、正確なパスワークと豊富な運動量を兼備するブロゾビッチを評価しているとも。(C) Alberto LINGRIA

 欧州王者のリバプールが興味を示しているのが、インテルの司令塔マルセロ・ブロゾビッチだ。

 先日、イタリア紙『リベロ』が、リバプールがクロアチア代表MFのブロゾビッチ獲得の可能性を探って、代理人とコンタクトを取ったと報じた。

 ブロゾビッチは、シーズン中断前までに公式戦32試合に出場して3ゴール・5アシストを記録。中盤の底から的確なパスワークで攻撃を組み立て、個人の平均走行距離でセリエAトップに立つほど豊富な運動量で広範囲をカバーするなど、中盤の大黒柱として大車輪の活躍を見せているアンカーだ。

 インテルとの契約は、22年6月までとなっているが、6000万ユーロ(約75億円)を支払うクラブがあれば国外移籍が可能となるリリース条項が設定されている。

 20日に英紙『デイリー・メール』が報じたところによれば、リバプールのユルゲン・クロップ監督は、主将のジョーダン・ヘンダーソンやアンカーのファビーニョなど優秀な戦力を保持しているものの、中盤の選手層に不安があるため、ブロゾビッチをスカッドに加えたいと考えているようだ。

 ゲーゲンプレス戦術にマッチしうる運動量と縦方向への強く正確なパスは、チームに新たな風を吹き込む可能性は十分にある。

 同紙はインテルに売却の意思はないとも報じており、クラブはこのリリース条項を撤廃する新契約を用意し、引き抜きを阻止する構えだ。今後の動向が注目される。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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