文句なしの1位メッシに続くのはシャビかイニエスタか? 現地番記者が選ぶ「過去20年のバルサ・レジェンドTOP10」

2020年04月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

21世紀のバルサは「メッシのバルサ」

2000年以降にバルサを率いたあらゆる監督の下でエースの座に君臨しつづけるメッシが文句なしの1位に。(C)Getty Images

 欧州ビッグクラブでいわゆる"レジェンド"と呼ばれるプレーヤーを、「2000年以降のチームの勝利や発展、タイトルの獲得、クオリティーアップにどれだけ大きく貢献したか」という基準で、現地記者に格付けしてもらった。

 スペイン紙『AS』のファン・ヒメネス記者が選出したバルセロナのレジェンドTOP10は――。

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 黄金時代を形成したグアルディオラ政権下のチームの主力が、トップ10の大半を占めた。

 09年の6冠達成に大貢献を果たしたことに始まり、ライカールト、グアルディオラ、ビラノバ、マルティーノ、L・ エンリケ、バルベルデ、そして現在のキケ・セティエンと、監督が変わっても不動のエースとしてチームを牽引しつづけるメッシのトップ選出に異論はないだろう。来世紀になっても、21世紀のバルサは「メッシのバルサ」と記憶されているはずだ。

 とはいえ、メッシがここまで活躍できたのは、優秀なサポートメンバーに恵まれていたからでもある。右サイドで縦のコンビを形成したD・アウベス は、その僚友の91のゴールをアシスト。また、ブスケッツを軸にシャビとイニエスタが形成する中盤トライアングルも、チームの原動力でありつづけた。

 シャビとイニエスタのどちらを上位にするかは意見が分かれるところだろうが、私はバルサスタイルを司ったシャビを、メッシに次ぐレジェンドとした。
 
 ロナウジーニョを3位としたことには、驚かれた方もいるかもしれない。ただ黄金時代の礎を築いたのは紛れもなく彼であり、暗黒時代の真っ只中にあったバルサに笑顔、そしてタイトルを届けた功績はあまりに大きい。

 プジョールは正真正銘のカピタンであり、現在のDFリーダーであるピケも、長期にわたって素晴らしい活躍を見せている。8位のスアレスは、魅惑の南米3トップ「MSN」の一角として、14-15シーズンに成し遂げた二度目の3冠達成に重要な貢献を果たした。

 また12シーズンもの間、正守護神としてゴールマウスに君臨したV・バルデスも、常勝バルサになくてはならない選手のひとりであった。

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