「ホジソンに壊された」「サッカーを知らなかった」ロベカルが1年で退団したインテル時代の指揮官を酷評!

2020年04月11日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

わずか1年で退団を直訴

10日に47歳の誕生日を迎えたR・カルロスがインテル時代を振り返った。(C) Getty Images

 歴史に名を残した名選手でも、あるクラブではインパクトを残せなかったというケースは少なくない。

 ブラジル代表としてワールドカップやコパ・アメリカを制し、レアル・マドリーでラ・リーガ優勝4回、チャンピオンズ・リーグ制覇3回など、数々のタイトルを手にしたロベルト・カルロスもそのひとりだ。

 母国のパルメイラスから欧州に渡った"ロべカル"が最初にプレーしたのは、1995-96シーズンのインテル。だが、セリエAでのプレーはわずか1シーズンにとどまった。その後のマドリーでの活躍から、インテルにとってロベカル放出は歴史的な失策のひとつとなっている。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、ロベカルはインテルを離れた理由にロイ・ホジソン監督(現クリスタル・パレス)の存在を挙げた。「彼はわたしを壊したんだ」と、指揮官とのサッカー観の違いを説明している。

「彼はわたしを中盤でプレーさせていた。それではブラジル代表入りするチャンスがなかったんだ。そして1997年にはコパ・アメリカがあった。仲が悪かったわけではないが、ホジソンはサッカーをまったく知らなかったんだよ。それでマッシモ・モラッティ会長に移籍させてくれと頼んだ」
 
 前述のように、ロベカルが選んだのはマドリーだったが、その理由は1996年に就任したファビオ・カペッロ監督の存在が大きかったという。

「マドリーに行ったのはカペッロのためだ。わたしのキャリアにおいてもっとも重要な指揮官だった」

 そのカペッロが1年で退任したのは皮肉だが、ロベカルにとって"白い巨人"への移籍は吉と出た。もしも彼がインテルでのプレーを続けていたら、歴史はどう変わっていただろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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