「2年間も口を利かなかった」元フランス代表DFが“ジダンの頭突き事件”について衝撃の告白!「10分でタバコを250本も…」

2020年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「謝罪を受け入れられなかった」

サニョール(右)がジダン(左)の頭突き事件について回顧した。(C) Getty Images

 かの有名な「頭突き事件」について振り返ったのが、元フランス代表のウィリー・サニョールだ。『Radio Montecarlo』に語った内容をスペイン紙『AS』などが伝えている。

 ベルリンで行なわれた2006年ドイツ・ワールカップの決勝、フランス対イタリアの頂上決戦。1-1で突入した延長戦で、この試合の先制点をPKで奪っていたフランスの司令塔ジネディーヌ・ジダンが、敵DFのマルコ・マテラッティの挑発に激高して頭突きを食らわしたのだ。

 もちろんジダンはレッドカードで退場。キャプテンを失ったフランスはPK戦の末に敗れ、戴冠を逃したのだった。

 記事によると、この試合が現役最後のゲームとなったフランスの10番は試合後、ドレッシングルームでチームメイトに謝罪したという。

 だが、右SBでフル出場したサニョールは、先達の"愚行"を許せなかったようだ。

「私は彼の謝罪を受け入れられかった。話したくなかった。そのタイミングではなかった。失望が多すぎたんだ」
 
 気持ちが抑えられず、「トイレに行き、10分で250本のタバコを吸った」という。さすがに"盛っている"のだろうが、キャリア最大の試合の直後だ。怒りと悔しさが入り混じった自分を、なかなか落ち着かせることができなかったのだろう。

 そして、サニョールは衝撃の告白をする。

「その後2年間、(ジダンとは)口を利かなかった」

 関係が修復されたのは、EURO2008の後に行なわれたサニョールの結婚パーティーだったという。

「妻から招待するように言われてね。彼に電話をかけたんだ。夜のパーティーには出席できなかったんだけど、午前中に顔を出してくれて一緒に軽食を食べたんだ。いい話ができた。そこから、(ふたりの関係が)また動き始めたんだ」

 引退後は指導者の道に進み、ボルドーやフランスU-21代表を率いたサニョール。現在はフリーだが、レアル・マドリーを指揮する"ジズー"と対決する日も訪れるかもしれない。 

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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