ボローニャ冨安健洋、来季は本職のCBで起用か? 地元紙が新シーズンの補強動向から推測!

2020年04月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

代役獲得の可能性で…

セリエAではサイドバックとして新境地を開拓してきた冨安だが、来シーズンは本職に戻るかもしれない。 (C) Getty Images

 日本代表の冨安健洋は、ボローニャ移籍1年目となった今シーズン、右SBとして着実に評価を高めてきた。だが、来る新シーズンは本職のCBとして勝負することになるかもしれない。

 ボローニャ専門サイト『Tuttobolognaweb』は4月8日、地元紙『il Resto del Carlino』の報道として、来シーズンの構想で冨安がCBになる可能性に触れている。

 記事によると、新型コロナウイルスの感染拡大で活動停止を余儀なくされる前に、ボローニャはある外国人選手の獲得のために移動の飛行機を予約していたという。さらに、別の選手とも施設見学のためのコンタクトを取っていたそうだ。

 その2選手はいずれもDFで、ひとりは右SB、ひとりはCBという。記事は、右SBは冨安をCBにコンバートした際の代役見込みだと記している。
 

 今シーズンのボローニャはベテランのダニーロと、新加入のステファノ・デンスビル、マッティア・バーニがCBを担ってきた。そのうち、5月で36歳になるダニーロとは契約を延長しない可能性があるようだ。約80~90万ユーロ(約1億~1億1000万円)の年俸が延長のネックになり得るという。

 だが一方で、『Gazzetta dello Sport』紙は、ボローニャがダニーロと契約を延長したうえで、さらなるCB強化を狙っていると報じた。セリエBのスペツィアでプレーするクロアチア人のマーティン・エルリッチや、ラツィオやサウサンプトンでプレーしたロイヤル・アントワープのヴェスレイ・フートがターゲットになると推測している。

 なお、同紙は、ボローニャが右SBの獲得も計画していると伝えた。その場合についての冨安の今後については触れられていない。

 現在は新型コロナウイルスの危機であまりに先行きが不透明であり、今後に関しては不明瞭な点が多い。ただ、各クラブが先のことも考えているのは確かだ。ボローニャの守備陣強化が日本の至宝に何かしらの影響を及ぼすのか――。今後の進展が注目される。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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