「相応しい出場機会が与えられなかった」元神戸のポドルスキがアーセナル時代を回顧!恩師ヴェンゲルについては…

2020年04月08日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「人として本当に彼のことが好きだった」

実質2シーズン半でアーセナルを去ったポドルスキ。本領を発揮したとは言い難かった。(C) Getty Images

 ヴィッセル神戸でもプレーしたルーカス・ポドルスキ(現アンタルヤスポル)は、2012年夏に加入したアーセナルを3年で退団した。15年1月にインテルへレンタル移籍したので、実質的にプレーしたのは2年半だ。

 14-15シーズンの途中にアーセナルを離れたことについて、ドイツ代表FWは英『FourFourTwo』のインタビューで「十分な出場機会がなかった。良いプレーをしたけど自分にふさわしいプレー時間が与えられなかったと感じたんだ」と振り返っている。

「スタッツを見てみると、僕は80試合くらいでプレーし、得点やアシストでたくさんのゴールに直接絡んだ。ファンや選手たちとの関係はポジティブだったんだ」

「14年にFAカップで優勝したけど、クラブはそれまで数年間トロフィーを獲得できていなかった。ロンドンでの生活も気に入っていたし、家族も楽しんでいたんだ」

 アーセナルでの日々は順風満帆でなかったかもしれない。だが、当時チームを率いていたアーセン・ヴェンゲル監督には敬意を払っていると強調した。

「偉大な監督で、人として本当に彼のことが好きだったんだ」と話し、こう続けた。

「おじいちゃんのようだった。とてもインテリジェントな人で、話していて感じが良かった。たくさんの言語を話せたし、決して怒鳴ることがなかったんだよ。彼こそが、アーセナルだった。プレースタイルとか、彼がすべてをつくったんだ」

 さらに、「ハイバリーからエミレーツ・スタジアムにクラブが移るのを見守ってきたのも彼だったし、22年間の指揮で本当に多くのトロフィーを獲得した」と賛辞を続けた。

「ほかのチームを率いていたら、どんなことをやれたのかも見てみたかったな」

 アーセナルで長期政権を築いたヴェンゲルが別のクラブで指揮を執ったら……見てみたかったのは、ポドルスキだけではないだろう。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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