イカルディがミランへ電撃移籍!? 伊紙がインテルからの引き抜き画策を報道。“夢”実現の鍵となるのは――

2020年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

パリSGとの関係がこじれてイタリア復帰を希望

パリSGとの関係性が悪化してイタリア復帰を希望しているとされるイカルディ。 (C) Getty Images

 実現すれば、話題沸騰となること必至の交渉だ。

 イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は、インテルからパリ・サンジェルマンにレンタル移籍中のアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの獲得にミランが関心を示していると報じた。

 昨シーズンに首脳陣と衝突して、インテルで構想外となっていたイカルディは昨夏にパリSGに買い取りオプション付きのレンタルで加入。年明けからやや調子を落していたとはいえ、ここまで公式戦31試合で20ゴールと、故障で出遅れたエディンソン・カバーニの穴を埋める存在感を発揮していた。

 当然、クラブ上層部は、インテルからの買い取りオプションを行使する意向を示していたが、代理人を務める妻のワンダ・ナラが夫であるイカルディの意向として、トーマス・トゥヘル監督の長期的構想に入っていないことからセリエAへの復帰を希望していると、レオナルドSDに伝えたことで状況が一変。パリSGはイカルディとの契約期間の満了を待たずして契約解除する手続きを始めたという。

 たとえイカルディがインテルへ戻ったとしても、ロメル・ルカクを軸に据えているアントニオ・コンテ監督が、このアルゼンチン代表FWを戦力とするのかは懐疑的だ。しかも退団時の騒動からサポーターからも愛想をつかされている。
 
 行く先々でお騒がせな言動を繰り返す夫婦だけに、そんな彼らを迎え入れるメガクラブが現われるのかが注目を集めていたなかで、獲得に興味を示したのがミランだというのだ。

 今年1月にズラタン・イブラヒモビッチを獲得したミランだったが、若手重視路線のオーナーやイバン・ガジディスCEOとの対立で、イブラヒモビッチをミランに呼び戻したズボニミール・ボバンが事実上の解任というかたちで退団。それによって今シーズンいっぱいで契約満了となる大ベテランの去就も不透明なままとなっている。

 それだけに新たな大黒柱としてイカルディの獲得を「夢見ている」というが、インテル側は、移籍金8500万ユーロ(約102億円)を要求しているとされ、それだけの大金をミランが捻出できるかが、交渉の鍵となりそうだ。

 愛妻ワンダ・ナラがミラノでの生活を望んでいるとも言われているイカルディ。果たして、かつてインテルでキャプテンを務めた男は、"宿敵"への電撃移籍を決めるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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