【神戸】渡邉、安田らを補強。クラブ創設20周年での初タイトル獲得を目指す!

2015年01月20日 サッカーダイジェスト編集部

ネルシーニョ新監督「全員で走れるチームを作る」

新体制会見に臨んだ面々。後列左から高橋祥平、増山朝陽、山口真司、松澤香輝、前列左から渡邉千真、ネルシーニョ新監督、安田理大。(C)SOCCER DIGEST

 1月20日、神戸が神戸市内で2015シーズン新体制会見を行なった。
 
 マルキーニョスやペドロ・ジュニオールらJリーグで実績のある外国籍選手の加入が話題を集めた昨季とは違い、今季は渡邉、安田といった即戦力となる日本人選手を獲得。この日の会見には、前日に加入が決まったブラジル人MFのフェフージンを除く新戦力6人、そしてネルシーニョ新監督らが出席した。
 
 高橋悠太チーム統括本部長は「昨シーズンはレギュラーがほぼ固定し、チーム内の競争が薄く、失速した。その反省を受け、今シーズンの補強は即戦力を意識した」とコメント。渡邉や安田らに加え、ユースから昇格の山口、高校サッカー界を湧かせた東福岡高の増山らルーキー3人を含め、期待の高い選手たちが顔を揃えた。
 
 会見の冒頭では、清水克洋社長が今季のチームスローガン「一致団結」を発表。「目標は昨シーズンと同じく優勝。震災20年、クラブ創設20周年など節目の年でもありますので、新しい体制で、昨シーズンと同様にクラブ、サポーター、スポンサーなどと、ともに歩んでいきたい」とクラブ初のタイトル奪取を誓った。
 
 また、ネルシーニョ新監督はタイトル獲得に向け「勝つチームを作るには戦術の整理、フィジカル、個々の能力が必要」と話し、「全員が守備をする準備ができており、同時に攻撃もできる。全員が走れるチームでなければ、今のサッカーは勝てない」と語り、チームが"一致団結"することの重要性を話した。
 
 昨季、不足したサイド攻撃の強化として大きな期待を集める安田は関西出身で小学1年の時に阪神淡路大震災を経験したとし、「震災20年、風化させてはいけないと思いますし、僕はピッチの上で、神戸のために全身全霊を捧げたい」と決意を語った。
 
 同日15時に2015年シーズンの初練習を行なう神戸。いよいよネルシーニョ新体制がスタートする。

取材・文:白井邦彦(フリーライター)

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■2015年のメンバーリスト
 
Pos. No. 名前
 
GK
 
21 松澤香輝
22 山本海人
28 吉丸絢梓
30 徳重健太
 
 
 
DF
 
 
 
 
相馬崇人
北本久仁衛
岩波拓也
高橋峻希
高橋祥平
14 増川隆洋
25 奥井 諒
26 山口真司
31 安田理大
 
 
 
MF
 
 
 
10 森岡亮太
16 チョン・ウヨン
17 田中英雄
20 増山朝陽
24 三原雅俊
27 フェフージン
32 前田凌佑
33 和田倫季
 
FW
7 ペドロ・ジュニオール
石津大介
13 小川慶治朗
18 マルキーニョス
19 渡邉千真
29 田代容輔
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