「とても心配」「重要なのは寄付をすることでは…」イニエスタが母国スペインの深刻なコロナ禍を危惧。現地メディアへ悲痛な想いを吐露

2020年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「重要なのは最前線で戦っているプロたち」

母国メディアの取材に、イニエスタはスペインの深刻な状況を危惧した。(C) Getty Images

 感染者が11万人、死者が1万人を超えるなど、新型コロナウイルスによる被害が深刻なスペイン。ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタも母国のこうした状況に心を痛めているようだ。『Radio Marca』に語った内容を『Marca』紙が伝えている。

「スペインから届くニュースに、とても心配しています。家族や友人とも話しました。一日でも早く、通常の日々が戻ることを願っています。日本から手助けしたいですし、医療に従事している方が、ベストを尽くせるようにしていきたい」

 実際にイニエスタは先日、故郷アルバセーテの病院に医療用器具を寄付したことが明らかになっている。
 
「私は救世主ではありません。重要なのは最前線で戦っている(医療の)プロであり、私たちにできるのは、彼らが少しでも働きやすくなるように手助けし、貢献することだけです。大切なことは、寄付をすることではありません。そうしようとする心を持ち、行動しようとすることです」

 同僚の酒井高徳と神戸のトップチーム関係者2名からコロナウイルスの陽性判定が出たため、2日には「キャプテンとして、この病気の影響を直接受けた選手、スタッフ、そして不眠不休でこの状況を改善すべく日々取り組む社員を全力で応援します。今は注意を払い、責任を持った行動をする時です。体に気をつけて注意喚起に従ってください」とのコメントを発表していたイニエスタ。何か自分にできることはないか。そんな思いで日々発信を続けているのだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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