「大バカ者だ!」アストン・ビラ主将の“自宅待機呼びかけ→夜通しパーティー→事故現場から逃走”に非難殺到!

2020年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「みんな、家にいよう!」と語りかけた矢先に…

ビラの若きアイコン、グレイリッシュがとんだ失態を犯した。夏のマンU行きにも暗雲が!? (C)Getty Images

 アストン・ビラ所属の元イングランドU-21代表MFジャック・グレイッシュが大バッシングを浴びている。

 アクシデントが起こったのは、現地日曜日の朝8時だ。バーミンガム郊外の住宅街で轟音が鳴り響いた。駐車してあった2台のクルマに、白のレンジローバーが突っ込んだのである。駆けつけた住民が警察に通報。事故現場にいたひとりの男性はなにやら言葉を残して、警察が来る前にその場を立ち去ってしまったという。

 警察当局は運転手の名を明かしていないが、複数の周辺住民が事故現場で話す人物や事故車の写真をSNS上に投稿。髪はボサボサのヒゲ面で、水色のパーカーを着込み、足下は白と黒のチグハグなスリッパ──。英紙『The Sun』や『Daily Mail』はそれがビラの主将、グレイリッシュだと断定している。

 選手はその日、友人である元スコットランド代表FWロス・マコーマックの高級マンションを訪問。自宅から12キロも離れた場所での夜通しパーティーに参加したのだ。『The Sun』紙は「早朝までずっとひどい騒音が続いて眠れなかった」という住民の証言を掲載しており、それなりの人数によるドンチャン騒ぎだったと考えられる。

 目下、英国内は新型コロナウイルスの感染拡大によって、不要不急を除く外出が禁止されている。グレイッシュはそれを無視した格好だが、彼に批判が殺到しているのはほかにも理由があった。事故に関与する数時間前に、24歳はSNSで次のようなメッセージを配信し、ファンに呼びかけていたのだ。

「みんな、命を守るために家にいよう。食べ物を買う、薬を買う、運動をするため以外はね。そして2メートル離れることを忘れないで。とても大事なことだ。NHS(英国の国営医療サービス)を救おう。家にいて、命を助けよう」

 
『The Sun』紙は、当然沸き起こったファンからの怒りの声も紹介。「俺たちに家にいろと言っておいてなんてザマだ!」「酷い偽善者」「もう応援したくないな」と、非難ごうごうだ。

 かつてトッテナムやウェストハムを率いたハリー・レドナップ氏は翌朝の情報番組で、「才能あふれる選手でずっと買ってきた。イングランド代表に選べとも主張してきた。でも今回の一件は言い訳が利かない愚かな行為。どうしようもない大バカ者だ!」と断じた。

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