「来年24歳になるので…」東京五輪世代・中山雄太が大会延期への想いを長文投稿!年齢制限問題について心中明かす

2020年03月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「下を向きそうなこの状況に…」

東京五輪世代のチームで主将を務めることが多かった中山。そのキャプテンシーは不可欠だが……。(C) Getty Images

 3月24日、本年に開催が予定されていた東京五輪を1年程度延期することで日本政府と国際オリンピック委員会(IOC)が合意した。今後は関係各所と調整し、来夏までの開催を目指すことになる。

 この一報に、海外でプレーする東京五輪世代の選手たちもコメントを寄せている。

 エールジィビジの強豪PSVに所属する堂安律は、「やはり驚いた」としながらも、「オリンピックがどうなるか分からず待機している状況は、すごく辛かったので、こうして早く決断してくれたこと、1年後という新しい目標ができたことをすごくポジティブに捉えています」と前向きなコメントを残した。

 また、同じくオランダのズウォーレでプレーする中山雄太は、自身のインスタグラムに長文で心境を投稿した。

 まず「世界中の方々の安全が一番」とし、「中止でないことが今この段階で知れたことは選手として幸いであり、難しい決定を下して頂いた方々、それを可能にさせた皆さんに感謝申し上げます」(原文ママ)と綴った。
 
 この世代の代表チームで主将を務めることも多かった中山は、来年2月で24歳となる。五輪の男子サッカーは23歳以下という規定があるため、現状ではオーバーエイジ枠(3人)でない限り、来夏の大舞台に立つことはできない。

「来年開催とすると現在23歳の身としては、24歳と年齢はオーバーしてしまいます。この問題がどうなるかという思いは、もちろん持っています。しかし、その反面ポジティブにも捉えられています。それは『チーム・個人としての準備期間が得られた』とも思っています。

 下を向きそうなこの状況に、自然と上を向いて生活できている自分はいます。これは今まで事象は違えど、苦しい時期にその先にある明るい未来を信じ頑張り続け、その未来にたどり着いた時に自分に起きた事が全て繋がっていると思えた事を経験しているからです。今回も明るい未来に向かって、今のこの現状をポジティブに行動し続けたいと思います」(原文ママ、一部抜粋)

 取り沙汰されている「年齢制限問題」についても、前向きなコメントを残した中山。そんなキャプテンの勇姿を1年後の日本のピッチで観ることはできるのか……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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