東京五輪の延期はリバプールにとって朗報?「サラーと南野拓実が自由になった」と地元紙が報じる!

2020年03月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

サラーの招集は濃厚視されていた

移籍後ノーゴールの南野。ハードスケジュールとなりそうな終盤戦に期待だ。 (C) Getty Images

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月24日夜、安倍晋三首相と国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が電話会談。東京オリンピックが1年程度延期することが決定した。

 これを受けて、リバプールの地元紙『Liverpool echo』は、「オリンピックの延期が、モハメド・サラー、タクミ・ミナミノ、そしてリバプールに影響を与える」という見出しで記事を掲載。この決定が、レッズにとって追い風になると報じた。

 記事が伝えたところによると、エースのサラーについては、予選突破を決めているエジプトのショーキー・ガリブ五輪代表監督は先日、次のように語っていた。

「オーバーエイジ3人のうち、サラーだけは決めている。単純に世界のトップ3に入るプレーヤーだからだ。まだ彼とは話していないが、正直なところ、オリンピックのメンバーに入るには、彼からの(クラブへの)働きかけも少し必要になるだろう」
 
 また、南野拓実については、「日本のファーストチョイスのストライカーであり、彼も7~8月に母国での大会に出ることが期待されていた」と紹介。今シーズンが大幅な延期(現在のところ4月30日まで)となったことで、7月までずれ込む可能性もあり、「イングランドのフットボールのカレンダーがどうなるかにより、プレミアリーグの試合になるのかプレシーズンになるかはわからないが、いずれにしても(オリンピックがなくなったことで)サラーと南野は自由になった」と綴っている。

 もちろん、1年後にまた同じ問題が起こる可能性もあるが、この夏は異例のスケジュールとなりそうなだけに、貴重な戦力を引き抜かれずに済んだリバプールにとって、五輪の延期はやはり朗報だったと言えるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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