「決定打になった…」ルカクの代理人がインテル電撃移籍の舞台裏を激白! ユーベ行き破談の原因はディバラ?

2020年03月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「愛」を求めていたルカク

ルカクの移籍の交渉材料となっていたディバラは移籍を拒否。ユーベとマンUの交渉は決裂した。 (C) Getty Images

 昨夏の移籍市場で大きな話題となったのが、ベルギー代表の主砲ロメル・ルカクのインテル移籍だ。

 当時マンチェスター・ユナイテッドに所属していたルカクは、一時、ユベントス入りが濃厚と報じられていたが、最終的にインテルへ移籍した。このユーベ移籍の可能性については、ルカク自身が元イングランド代表FWイアン・ライトの「You Tube」番組内で、「俺はかなりユーベに近づいていた」と認めている。

 では、なぜルカクはネッラズーリ(青と黒の意。インテルの愛称)の一員となったのか? 移籍交渉の舞台裏を、代理人であるフェデリコ・パストレッロ氏が伊衛星放送『Sky Italia』で告白している。

 まず、パストレッロ氏は何よりもルカクはユナイテッドを離れることを望んでいたと強調した。

「ロメルはプレミアリーグから離れることを希望していた。彼は、何よりも愛を感じたがっていた。それで違いを生みだせるからね。そして、ユベントスのサポーターよりもインテルのファンのほうに温かさを感じていたようだ」

 そのうえで、ユーベとユナイテッドとの交渉が破談した決定的な理由として、トレード要員となったパウロ・ディバラの存在を口にした。
 
「最終的に、ディバラとマンチェスター・ユナイテッドとの間で話し合いが失敗に終わったことが、ルカクのインテル行きの決定打となったのは間違いない。

 これは私にとってもキャリア最大の移籍だったと思う。ルカクが他の場所へ行きたがっていることを、ユナイテッドに認めさせなければならなかったからね。チャン会長とコンテ監督も、この移籍に必要な最低ラインのオファーまで条件を引き上げることで、重要な一歩を踏み出してくれた」

 インテルに移籍してから、ルカクは好調を維持。初挑戦のセリエAで、25試合に出場して17ゴール・2アシストと大車輪の活躍を見せている。

 もしユーベに加入していたら、クリスチアーノ・ロナウドとゴンサロ・イグアインというゴールゲッターがいるなかで、これほど成功できていたかは分からない。結果的に、インテルに移籍したこと奏功したと言えるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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