「この夏は私の素晴らしい選手を…」“敏腕代理人”ライオラがマドリーとの移籍交渉を示唆! 売り込まれるのは――

2020年03月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

ライオラが語るマドリーとの関係性は?

ライオラの顧客であるポグバ(左)とハーランド(右)。この二人がマドリーへ行く可能性はあるのか。 (C) Getty Images

 その言動でたびたび話題をさらう大物代理人ミーノ・ライオラが、またも注目発言を残した。

 現地時間3月19日、スペイン紙『Marca』の取材に対して、ライオラは、来る夏のマーケットで、スペインの強豪レアル・マドリーに自身の"顧客"である選手を移籍させる意向を明らかにしたのだ。

 過去にいくつものエポックメーキングな交渉を締結させてきたライオラは、マドリーとの話し合いにも自信を漲らせている。マドリードを拠点としている『Marca』に対して、「私と彼らとの関係は良好だよ」とコメントした。

「私とマドリーとの関係性は常に良好だ。ゼネラル・ディレクターを務めているホセ・アンヘルとは頻繁に連絡を取り合っているしね。彼とフットボールやFIFAのイベントに関する話をするのは、いつも興味深く楽しいものだよ」

 そのうえで、ライオラは自身の顧客を売り込む計画があることを口にした。

「いつかマドリーに、私の偉大な選手たちを連れて行きたいと思っている。現時点で、アルフォンス・アレオラは在籍しているが、彼はパリからのローンだ。だから、この夏に私は完全移籍でマドリーへビッグプレーヤーを連れて行きたいんだ。あそこは、言うまでもなく素晴らしいクラブだ。仮に実現すれば私とプレーヤーにとって大きな誇りになる」
 

 では、一体誰がマドリーへ売り込まれるのか。『Marca』は、その候補が、ポール・ポグバとアーリング・ハーランドだとしたうえで、とりわけ"エル・ブランコ(マドリーの愛称)"への移籍が取り沙汰される前者に対するライオラのコメントを伝えた。

「ポールは非常に微妙な時期を過ごしている。イングランドでは彼の去就に関する話題にひどく敏感だから、私の口からは、いまはユナイテッドだけに集中していると強調したい。

 彼を含めユナイテッドはできるだけ高い順位で今シーズンを終え、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場権を手にすることを目指している。彼の将来はどうなるかわからない。過去には大きな関心があったが、結局のところ動きはなかった。したがって、彼にとっては現在と未来が重要だ」

 マドリーを率いる母国フランスの英雄ジネディーヌ・ジダンとは相思相愛とも言われるポグバ。その交渉の鍵を握るライオラの動静に、今後も注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事