「ホンダが輝く!」「ノーチャンスの完璧なキック」ブラジル・デビュー弾を決めた本田圭佑に地元メディアも感嘆

2020年03月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

初陣で鮮烈な輝きを放つ

ボタフォゴでようやくデビューした本田がいきなりやってのけた。 (C) REUTERS/AFLO

 ブラジルでのデビュー戦で、日本サッカー界のカリスマが見せた。

 現地時間3月15日、カンピオナート・カリオカ(リオデジャネイロ州選手権)の第3節で、1月に本田圭佑が加入したボタフォゴは、ホームでバング―と対戦。1-1と引き分けた。

 この試合で、鮮烈な輝きを放ったのが、他でもない本田だった。

 選手登録の遅れや発熱などでデビューが遅れていた33歳の日本人MFは、4‐2‐3-1のトップ下で先発起用されると、序盤から積極的なプレーで攻撃陣を牽引。そしてスコアレスで迎えた28分に見せ場を作り出す。

 ブラジル人FWラファエウ・ナバーロが敵GKに倒されたPKを獲得すると、これを本田が落ち着いてゴールに左隅へと蹴り込んで、先制点をもたらしたのだ。

 得点シーン以外にも前線からのフォアチェックやポストプレーなど献身的に働き続けた本田。その出色のパフォーマンスに、ブラジル・メディアも賛辞を贈っている。

 国内最大のネットワーク『O Globo』が「ホンダのゴラッソ! 見事なPKでGKを出し抜いた」と綴れば、地元紙『UOL』は、「無観客の試合でホンダがデビュー戦で輝く」と称え、さらに次のように続けた。

「契約からおよそ1か月半。日本人のケイスケ・ホンダがようやくボタフォゴでデビューした。そして彼が初ゴールを決めるまでにたった28分しかいらなかった。この日のホンダにはナバーロがPKを獲得した後のキッカーという重役を受ける責任があった。そして、新人はいとも簡単にゴールの隅へと蹴り込んだが、この完璧なキックにマテウス・イナシオ(バングーGK)は、ノーチャンスだった」

 惜しくもチームは勝利を逃したものの、初陣で目に見える結果を残した本田。注目度は、今後ますます上がっていきそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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