「きっと歓迎のチャントが鳴り響く」4戦4発と好調の岡崎慎司、現地紙記者が“古巣”マラガ戦を展望

2020年03月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

一度は入団を交わすも契約を解除

ここ4試合で4ゴールと好調の岡崎。古巣からも得点を奪えるか。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 ウエスカの岡崎慎司はスペイン2部31節のフエンラブラダ戦でゴールを挙げ、リーグ戦ここ4試合で4ゴールと好調を維持。クラブの公式SNSではサポーター投票で決まるマン・オブ・ザ・マッチにも選出された。

 そのベテランストライカーについて、3月14日に行なわれる第32節のマラガ対ウエスカ戦を前に、地元紙『La Opinión de Málaga』のフェルナンド・バウデット記者は、11日付けで「ようやくオカザキが、ロサレダ・デビューを果たす」という記事を掲載している。

 マラガといえば、岡崎が昨夏に一度は入団したクラブだ。だが、財政面でラ・リーグの規則に違反したとして、選手登録ができないことが判明。9月3日に契約を解除し、ウエスカに加入した。
 

 そんな岡崎に対して、マラガ側のサポーターやクラブは「決してネガティブな感情を抱いていない」とバウデット記者は綴っている。クラブを去る際に、岡崎が自身のインスタグラムを更新し、「きっとこの先マラガでプレーすることがあったら、迷わない」と発信したことも好印象を残しているようだ。

「マラガはここ数年の悲惨な経営のおかげで、スポーツとメディア事業で重要な役割を果たすはずのプレーヤーを失った。彼はトレーニングマッチに数回出場しただけで、公式戦でデビューすることはなかった。だが、ウエスカでのオカザキは、自身が価値がある存在だというアピールに成功しているように見える。

 彼は、今週末の試合できっと、マラガでの"ホームデビュー"を果たすだろう。その姿が見られる際には、きっと両チームのスタンドから彼の名を呼ぶチャントが鳴り響く。マラガも歓迎するはずだ(勝敗は別だが)」

 これまでも、その人柄と実力でファンからから愛されてきた岡崎。マラガのサポーターはどんな迎え方をするのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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