マルセロの先発復帰、ベイル&ヨビッチ外し…ジダン監督の選手起用をクラブが疑問視か? マドリー贔屓紙が報じる

2020年03月10日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

重用してきたバルベルデを外した試合は…

クラシコに勝利しながらも厳しい立場に追い込まれているジダン監督。 (C)Getty Images

 公式戦4試合で3敗、チャンピオンズ・リーグ(CL)で敗退の危機に瀕し、ラ・リーガでは首位陥落……。クラシコで宿敵バルセロナを下したにもかかわらず、レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は苦境に立たされている。

 マドリー贔屓で知られるスペイン紙『Marca』は3月9日、クラブが指揮官のチョイスに疑問を抱いていると報じた。「いくつかの決定がクラブを監督から遠ざけた」と伝えている。

 まずは、直近のリーガでマルセロを先発起用していることだ。秋からフェルラン・メンディを起用してきたが、最近の試合でジダンは前者をチョイス。ブラジル代表DFが先発したここ4試合のリーガは、1勝1分け2敗という成績だ。

 今季の新戦力では、ルカ・ヨビッチの起用もつねに話題となっている。リーガでの先発出場はわずか4試合。直近では招集メンバーにも含まれていない。クラシコという大一番では、これまでメンバー外だったマリアーノ・ディアスを起用している。
 
 起用に関してクラブ上層部が不満を抱いているといえば、ガレス・ベイルの存在が挙がる。マンチェスター・シティとのCLラウンド・オブ16第1レグや、バルセロナとのクラシコといったビッグマッチで、ウェールズ代表はスタメンに名を連ねていない。

 また、この1か月半は将来が期待される19歳ロドリゴがメンバーから外れていることも議論の的となった。前節ベティス戦でフル出場したが、それまで1か月半メンバー外だったエデル・ミリトンの起用も同様だ。

 逆にジダンが重用してきた若手といえば、フェデリコ・バルベルデがいる。だが、そのバルベルデもリーガのここ3試合のうち2試合でスタメンを外れ、チームはいずれも敗れた。

 クラブがこれらの起用法にクエスチョンマークをつけているのであれば、ジダンにとって重圧になるのは確かだろう。カリスマ指揮官は今後どのような手腕を見せていくのか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

次ページ【動画】マドリーが痛恨の敗戦!ベティス戦のハイライトはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事