フローニンヘン板倉滉とPSV堂安律がともに久々の先発出場! 東京五輪世代がオランダで激突、辛勝したのは…

2020年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

堂安にとっては古巣となるフローニンヘン

久しぶりにフローニンヘンのスタジアムでプレーした堂安(左)と、CBで先発出場した板倉。サポーターは堂安を温かく迎えていた。 (C) Getty Images

 現地時間3月8日、エールディビジの第26節が行なわれ、フローニンヘンがホームにPSVを迎えた。

 東京五輪世代であるフローニンヘンの板倉は4-2-3-1の左CB、古巣対決となったPSVの堂安は4-2-3-1の左サイドハーフで先発し、ともに久々のリーグ戦先発を飾った。堂安にいたっては、ウインターブレイク明けでは初先発となる。

 先に主導権を握ったのはホームチーム。8分、CKのチャンスから板倉が足で合わせるという意外なプレーでシュートチャンスを創出。しかし、これはゴールの枠外に外れた。

 対するSPVは16分、右SBのデンゼル・ドゥムフリースが猛然を駆け上がってボールに絡み、流れからシュートを放って先制点を叩き込んだ。

 動きがあったのはここまでで、前半のシュートはフローニンヘン2本、PSV3本という堅い展開で、0-1で折り返す。

 後半は両SBが積極的に攻撃に参加。揺さぶりをかけることでオープンになり、オフェンスとディフェンスが目まぐるしく入れ替わる展開に。

 先にエンジンをかけたのはPSVだった。堂安は49分、51分と立て続けにシュートチャンスを得るが、ジャストミートせず。追加点をあげるには及ばない。

 一方のホームチームはどうにか粘って守り続け、カウンターから得点チャンスを伺う。78分には板倉のスルーパスを起点に好機、84分にも左サイドから崩してヒュルスティッチがシュートに持ち込むも、GKががっちりキャッチ。89分、再びヒュルスティッチがセットプレーのこぼれ球にダイレクトで合わせるが、シュートはゴール枠上に浮いてしまった。

 試合終盤にフローニンヘンは怒涛の攻勢を見せるが得点は奪えず、試合はこのまま0-1でPSVが勝利。板倉、堂安ともにフル出場を果たしており、この試合ではアウェーチームに軍配が上がった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

 
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