“ロティーナ・セレッソ”はリーグ再開へ向けて着々…MF坂元は「また準備できることもたくさんある」

2020年03月03日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「この空いた時間でまた準備できることもたくさんある」(坂元)

選手にとってもモチベーションを保つのが難しそうな中断期間だが、坂元(右)は「準備出来ることもたくさんある」とポジティブに捉えている。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 新型コロナウイルスの感染が拡大している影響で、Jリーグの公式戦が3月15日まで中止となっているが、リーグ再開に向け、ロティーナ監督率いるセレッソ大阪は着々と準備を進めている。

 今季初の公式戦となったルヴァンカップの松本戦を4-1で制し、J1開幕戦の大分戦も1-0で勝利。2連勝と好スタートを切っただけに、勢いを持続させられないのは残念ではある。

 3月3日時点では、ルヴァンカップ2節の仙台戦と3節の浦和戦、J1リーグ2節の鳥栖戦、3節の広島戦、4節のFC東京戦の延期が発表されていて、いずれも代替日は決まっていない。

 新加入のサイドハーフ坂元達裕も「ずっとキャンプで準備してきて開幕戦で勝って、良い流れで来ていたし、自分のコンディションも今いい感じになってきていたので、ちょっと嫌ですね」と言う。
 
 もっとも坂元は「その分この空いた時間でまた準備できることもたくさんあると思うので、そこはプラスに考えてやるしかないです」と、あくまでポジティブに捉えている。

 坂元だけでなく、選手はみな、うまく気持ちを切り替えられているようだ。3月3日のトレーニングは終始和気あいあいとした雰囲気で行なわれ、不安のようなものは見受けられない。ミニゲームでは柿谷曜一朗、豊川雄太、都倉賢らを中心として互いに声を掛け合い、シュート練習では高い集中力を保っていたのが印象的。イバン・パランココーチの指示も冴え渡り、中断期間も質の高いトレーニングが積めている模様だ。

 リーグ再開後は、一段とレベルアップした"ロティーナ・セレッソ"が見られるだろう。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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