「僕が賭けたんじゃないのに…」スターリッジ、賭博規約違反によるトルコ1部クラブとの契約解消に落胆

2020年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

FAからの厳格な処分を嘆く

トルコに活躍の場を求めたスターリッジだったが、そのキャリアも自らの行ないによって断たれてしまった。 (C) Getty Images

 処分の厳罰化を受け、ダニエル・スターリッジはトラブゾンスポルとの契約を解消することになった。英衛星放送『Sky Sports』が報じた。

 昨年7月、スターリッジは2018年1月に移籍に関する情報を家族に漏らしたことが、イングランド・サッカー協会(FA)の規約に抵触するとして、2週間の出場停止と7万5000ポンド(約1050万円)の罰金を科された。

 だが、処分が軽すぎるとしたFAが提訴。これが認められ、処分は国際的に6月までの停止、罰金15万ポンド(約2100万円)に変更となった。そして同日、トラブゾンスポルはスターリッジとの契約解消を発表した。

 これを受け、スターリッジは、自身の『YouTube』チャンネルで動画を公開。「サッカーに集中するのが難しく、クレイジーな日々でもあった」と嘆いた。

「プロサッカー選手が処分されるリスクなく、家族や親友と自由に話せるように運動し続けるということは言っておきたい。ベッティング会社は移籍に関する賭けを止めるべきだと感じている」
 

 さらにスターリッジは、「僕自身が賭けをしたわけじゃなく、誰も賭けていないということが認められたのに、僕は処分された。非常に落胆しているし、動じている」と続けた。

「打ちひしがれているよ。すごく落ち込んでいる。でも、僕のシーズンは終わってしまった。処分により貢献できないのにチームからサラリーを受け取り続けるのは、正しいことではないと思う」

 昨シーズン、リバプールの一員としてチャンピオンズ・リーグ優勝メンバーとなったスターリッジ。30歳の元イングランド代表FWのキャリアはこのまま終わってしまうのか。今後の動静が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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