現地時間２月29日、ベルギーリーグの第28節が行なわれた。シーズンは残り３節、伊東純也が所属するヘンクは、ホームにクラブ・ブルージュを迎えた。

　試合は３分にC・ブルージュが先制。しかし10分に伊東が相手のミスを逃さずに貴重な同点ゴールを決め、同点とする。90分に勝ち越しゴールを決められて１-２で敗れたものの、伊東は現地メディアの選出する今節のベスト11に選出されている。

　現地誌『SPORT』は、「ヘンクはC・ブルージュに敗れたが、イトウは右サイドで常に危険な存在だった。DFでミスを犯した（エドゥアルド・）ソボルを容赦なく罰した」と絶賛した。

　さらに、現地メディア『VOETBAL PRIMEUR』も伊東を第28節のベスト11に選出。「昨季にヘンクに到着したばかりの頃に見せていた活躍で右サイドを席巻。ゴールを決めただけではなく、前半終了間際に放ったFKは、GKの素晴らしい反応が無ければ防ぐことはできなかっただろう」と称賛している。

　ベルギーリーグは残すところあと２節。同リーグではレギュラーシーズン後にリーグ上位６チームで争われるプレーオフ１、７位以下のチームと２部チームで行なわれるプレーオフ２が開催される。

　現在７位のヘンクは６位以内を目指しており、６位のメヘレンとは２ポイント差。次節はオーステンデ、最終節ではメヘレンとの直接対決が控える。

　最終節までプレーオフ１出場の可能性を繋げるためには、オーステンデ戦は勝利が必須条件となる。今季４ゴール目を決めて波に乗っている伊東は、チームを勝利に導く存在となれるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部