「マドリーは最悪だった」「怒っている」クラシコに敗れたピケが悔しさを露わ…“舌戦相手”S・ラモスの見解は?

2020年03月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「試合をコントロールしていた」

宿敵に敗れた試合後、ピケが語ったこととは?。(C)Getty Images

 宿敵とのクラシコで負けて悔しいのは当然だ。前半の好機を逸し、後半に失点しての黒星ならなおさらだろう。

 3月1日に行われたラ・リーガ第26節、レアル・マドリー対バルセロナのクラシコは、2-0でホームのマドリーが勝利した。バルサにとっては、リーグ戦でのクラシコで8試合ぶりの敗戦だ。

 前半、バルサはアントワーヌ・グリエーズマンやリオネル・メッシらがチャンスを手にしたが、ネットを揺らすことができなかった。そして後半、ヴィニシウス・ジュニオールにクラシコ史上最年少ゴールを許すと、アディショナルタイムにマリアーノ・ディアスの追加点で力尽きている。

『ESPN』によると、バルサのジェラール・ピケは試合後に「怒っている」と、悔しさを露にした。

「良い結果を残せると思った。マドリーは調子が悪かったからだ。前半の彼らはサンティアゴ・ベルナベウで僕が見てきた中で最悪のマドリーのひとつだったよ」

ピケは「彼らを批判して言っているんじゃない。僕らみんなに問題がある。僕らだってうまくやれていない」と述べたうえで、「でもチャンスを逃してしまった」と続けている。

「試合をコントロールしていたんだ。何度かチャンスを生かしていれば、彼らは苦しくなっていたはずだよ」
 
 これに対し、ピケの舌戦相手として知られるマドリー主将のセルヒオ・ラモスは、「それで毎回クラシコに勝てるなら、彼が考えるような前半の悪いプレーで構わないさ」と返している。

 バルサは「最悪のひとつ」だったかとの質問に、S・ラモスは「まったくそんなことない」と答えた。

「彼らが悪かったとは思わないよ。僕は彼らのプレーをリスペクトする」

 今シーズンのクラシコで1分け1敗と負け越したバルサは、宿敵に首位の座も奪われた。残り12試合で、勝点1差を追う立場になっている。

 だが、ピケは「もちろん、この結果は彼らを強くする。士気につながるだろう。痛手だよ。でも、僕らは沈まない」と、再逆転に向けて意気込んだ。

「シーズン終わりまでうまくやれば、僕らはまだリーガで優勝できる。後半のプレーを改善しなければいけない。でも、まだ道のりは長いんだ」

 3連覇中のバルサは、手痛い黒星から立ち直れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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