注目の鎌田大地が先発。ザルツブルクの猛追を受けながらも、フランクフルトがベスト16進出!【EL】

2020年02月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

鎌田は先発出場。長谷部、奥川は…

鎌田はコスティッチ(中央上)とともにシウバの先制点をお膳立てした。 (C) Getty Images

 現地時間2月28日、ヨーロッパリーグのラウンド・オブ32のレッドブル・ザルツブルク対フランクフルトの一戦が、オーストリアのレッドブル・アレーナで行なわれた。本来では前日に予定されていたが、ハリケーン襲来の悪天候予報で延期された。

 第1レグは鎌田大地のハットトリックなどで4-1とフランクフルトが快勝。鎌田、長谷部誠が先発し、ザルツブルクの奥川雅也もプレーし、日本人選手3人が同じフィールドに立ったが、第2レグでは、先発は鎌田のみ。長谷部、奥川はそれぞれベンチスタートとなった。

 10分、先制はホームチームだった。ザルツブルクのウルマーがエリア内に侵入し、迷わず左足を振り抜いて強烈なミドルを叩き込んだ。

 アグリゲートスコアを4-2に縮めたザルツブルクは、20分までに計9本のシュートを放つ猛攻を仕掛ける。防戦一方のフランクフルトは、19分、カウンターからCFアンドレ・シウバが鎌田のアシストから飛び出してシュート。これはバーに当たったほか、オフサイドで無効となる。

 その後もザルツブルクの猛攻が続いた。しかし、アウェーチームは意地を見せる。中盤での攻防からボールを奪うと、すかさず鎌田が前線へスルーパス。これにゴールラインぎりぎりで追いついたコスティッチが中央にクロスを送ると、走り込んだシウバが頭で合わせて貴重なアウェーゴールを奪い、アグリゲートスコアを5-2と再び突き放す。

 突破のためには4ゴール奪取が必要となったホームチームは、さらに前がかりになる。そして攻め続けた72分、10本目のCKからザルツブルクのオンゲネが頭で合わせて逆転に成功。だが83分、シウバがコスティッチとふたりでエリア内まで運び、最後はシウバが今後は足で豪快なシュートを放ち、ネットを揺らした。

 結果、試合は2-2のドロー。アグリゲートスコアで6-3と勝ち越したフランクフルトが、ベスト16に進出を決めた。

 鎌田は73分にダニー・ダコスタと交代でピッチを退いており、長谷部、奥川はともに出番はなかった。

 同日、この試合よりも一足早く行なわれた抽選会で、勝者はラウンド・オブ16でスイスの名門バーゼルと対戦することが決まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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