「チームを作り直さなければ…」ナポリとの第2レグもバルサの苦戦は必死か。ブスケッツがスカッドの薄さを嘆く

2020年02月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

最大7人の主力を欠く可能性も

怪我人が続出しているバルサ。ナポリとの第2レグはこのブスケッツ(右)も出場停止のため欠場する。(C)Getty Images

 現地時間2月25日、チャンピオンズ・リーグのラウンド・オブ16第1レグでナポリと対戦したバルセロナは、3月18日の第2レグで多くのメンバーを欠く。これにより、ドロー決着となった第1レグ以上に厳しい戦いを強いられる可能性が出てきた。

 敵地サン・パオロに乗り込んだ第1レグは、ネウソン・セメドの折り返しをダイレクトで叩き込んだアントワーヌ・グリエーズマンの同点ゴールと、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの好守によって、最悪の事態は免れた。

 しかし、ルイス・スアレスにジョルディ・アルバと、ふたりの大事なパートナーが不在だったことでエースのリオネル・メッシは沈黙。ジョルディの代役を務めたジュニオル・フィルポは、失点のきっかけを作るなど低調なプレーに終始した。

 第1レグでは、そのスアレスとジョルディのほかにも、ウスマンヌ・デンベレとセルジ・ロベルトがいずれも怪我のため欠場。そして第2レグではこの4人に加え、累積警告のセルヒオ・ブスケッツと、第1レグで退場処分となったアルトゥーロ・ビダルが出場停止となり、足首の捻挫で途中交代したジェラール・ピケの出場も危ぶまれている。
 

「出場できるメンバーがやってくれるさ」ブスケッツはそう強がるが、一方でこうも語っている。「僕らのスカッドはもともと薄い。残念だけど、そうプランされたんだ。チームを作り直さなければいけない」。

 冬のマーケットでカルレス・アレニャやカルレス・ペレスといった若手を手放す決断を下したフロントへの批判のコメントとも取れるが、いま真っ先に考えなければいけないのは、ナポリとの第2レグをどう乗り切るかだ。

 2月20日に特例でレガネスから獲得したマーティン・ブライトワイトはCLでは登録外となるだけに、現状で使えるFWはメッシ、グリエーズマン、アンス・ファティの3人だけ。ともに3月中旬復帰予定のジョルディとS・ロベルトが間に合えばいいが、はたして――。キケ・セティエン監督の采配が注目される。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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