「別の言語かと…」「本当は理解しきれてない」南野拓実、独特すぎる“リバプール弁”への苦戦を告白!

2020年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

アリソンも苦戦した“スカウス”

リバプールに移籍して以来、南野はピッチ内外で奮闘の日々を送っている。 (C) Getty Images

 リバプールへの電撃移籍からおよそ2か月。日本代表FWの南野拓実は、北英の地で着実に力を付けているようだ。

 プレミアリーグを無敗で突き進み、29年ぶりのトップリーグタイトル獲得へ猛進するチームにあって出場機会は限られ、公式戦は4試合にしか出られていない南野。だが、ユルゲン・クロップ監督が、「タキ(南野の愛称)はあらゆることにトライしている。我々は自然なプレーをしてほしいと望んでいるよ。時間が必要だし、何も問題はない」と明言するなど、シーズン終盤にかけての活躍が期待されている。

 だが、そんなサムライ戦士がいまだ苦労していることがあるという。それは、リバプールの独特な"訛り"だ。

「スカウス」と呼ばれるそれは、英語ではあるものの、イントネーションが大きく異なるため、苦労する人は少なくない。ブラジル人の守護神アリソンもその一人で、一昨年の夏にローマから移籍したばかりの頃には、「僕には難しい。方言で話す選手よりも、英語を母国語としない選手の英語の方が分かりやすい」と漏らしていた。

 南野もスカウスへの苦労を語っている。地元紙『Liverpool Echo』が掲載したリバプールの公式プログラム内で、こう明かしている。

「最初はリバプールの方言を理解するのが大変だった。全く別の言語だと思ったぐらい!今も本当には理解しきれていないし、まだどのフレーズも覚えられていない」

 他にもチーム内には、ジョーダン・ヘンダーソンのマッケナム、ジェームズ・ミルナーのヨークシャー、ジョー・ゴメスのコックニーなど、様々な地方の"訛り"が存在する。5年間滞在したオーストリアから移り住み始めたばかりとはいえ、南野が苦労するのも無理はない。

 それでもかつてザルツブルクでプレーしたサディオ・マネ、ナビ・ケイタらドイツ語が堪能なチームメイトの助けもあり、「街、食べ物、チームメイトにもかなり慣れてきた。だから、今はかなりリラックスしている」という南野。独特すぎる訛りにも、じきに慣れてくるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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