自身のリバプール就任説については?
レンジャーズを率いるジェラード(左)と、チェルシーを率いるランパード(右)は今もなお好敵手としてしのぎを削っている。 (C) Getty Images
現役時代、イングランドを代表する好敵手だったふたりが、指導者になってからもしのぎを削る――往年のファンにはたまらない展開だ。
リバプールのレジェンドで、現在レンジャーズを率いるスティーブン・ジェラードは、かつてイングランド代表でチームメートだったフランク・ランパードをリスペクトしていると語った。チェルシーのレジェンドであるランパードも、昨季から指導者に転身。ダービーを経て、今季から古巣の指揮を執っている。
ともに采配を振るうようになって2年。英紙『Daily Mail』でリバプール時代の同僚ダニー・マーフィーからインタビューされたジェラードは、「フランクを称賛している」と話した。
「世界最大のリーグで、補強が禁止されているという難しい期間にチェルシーを率いるという、その勇気をだ。元チームメートとして、彼のことを誇りに思う。わたしとフランクが比較されるのは自然なことだろう。現役時代もそうだったからね。一緒にプレーできるのかとか、どちらが上かとか(比較された)。ただ、我々はまったく異なる仕事をしているというのが現実だ」
さらに、マーフィーから10年、15年としのぎを削ってほしいとリクエストされると、ジェラードは「私もそう思うよ。フランクも同じ考えだと確信する。でも、わたしはジョゼ・モウリーニョのライバルにもなりたい」と答えた。
リバプールのレジェンドで、現在レンジャーズを率いるスティーブン・ジェラードは、かつてイングランド代表でチームメートだったフランク・ランパードをリスペクトしていると語った。チェルシーのレジェンドであるランパードも、昨季から指導者に転身。ダービーを経て、今季から古巣の指揮を執っている。
ともに采配を振るうようになって2年。英紙『Daily Mail』でリバプール時代の同僚ダニー・マーフィーからインタビューされたジェラードは、「フランクを称賛している」と話した。
「世界最大のリーグで、補強が禁止されているという難しい期間にチェルシーを率いるという、その勇気をだ。元チームメートとして、彼のことを誇りに思う。わたしとフランクが比較されるのは自然なことだろう。現役時代もそうだったからね。一緒にプレーできるのかとか、どちらが上かとか(比較された)。ただ、我々はまったく異なる仕事をしているというのが現実だ」
さらに、マーフィーから10年、15年としのぎを削ってほしいとリクエストされると、ジェラードは「私もそう思うよ。フランクも同じ考えだと確信する。でも、わたしはジョゼ・モウリーニョのライバルにもなりたい」と答えた。
「長きにわたってこのスポーツに関わっていきたいと思うが、2年ほど悪ければ、テレビ番組で君の隣に座ることになるだろうと理解もしている」
リバプールにおける存在の大きさから、ユルゲン・クロップの後を継ぐのはジェラードだという見方も少なくない。ジェラードも「長くキャプテンを務めたし、多くのファンが望んでくれているから、理解はできる」と述べた。
そのうえで、ジェラードは「まず何よりも、その仕事をこなせるだけに優れている必要がある」と間もなくの就任を否定した。
「クラブを率いるためには、オーナーに自分が適任だと思ってもらう必要がある。チャンスがあるなら、最善の準備を整えていたいのが本音だ。ただ、シーズンごとにすべてを計画することはできないんだ。数カ月で事態が変われば、仕事を失う。この仕事の大変なところだ。取り掛かる前には、それを十分に分かっていなければいけない。
そう考えたうえで、現時点の私はリバプールを率いる準備ができているか? おそらく、できていない」
クロップの下で黄金期を迎えているリバプールだが、サポーターはその日が訪れるのを期待している。ジェラードとランパードが、リバプールとチェルシーの指揮官として対戦することはあるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部