「プレゼントをしてくれない…」来季CL出場権確保もクロップは“不調”のアトレティコを要警戒! その理由は?

2020年02月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

プレミア首位独走も油断はなし!

今シーズン、絶好調のチームを率いるクロップだが、油断は一切ない。 (C) Getty Images

 現地時間2月17日に行なわれたプレミアリーグ第26節で、4位チェルシーはマンチェスター・ユナイテッドにホームで0-2と敗れた。これにより、首位リバプールの来シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場が決まった。

 リバプールと5位トッテナムの勝点差は、残り12試合で36ポイント。トッテナムが次節で勝点を落とせば、逆転は不可能となる。そして、トッテナムの次節の相手はチェルシーだ。もしも、トッテナムが勝てば、チェルシーは5位に転落し、残り11試合でリバプールと勝点35差以上となる。この場合も、リバプールの4位以内が確定するのだ。

 そのため、リバプールは今シーズンのCL決勝トーナメントが始まる前から、来シーズンの出場が確実となった。プレミアリーグで44戦無敗と好調を維持し、首位を独走するユルゲン・クロップ監督のチームの強さが改めて浮き彫りになったかたちだ。

 ただもちろん、クロップは目の前のことに集中している。リバプールは18日、アトレティコ・マドリーとのラウンド・オブ・16第1レグに臨むのだ。

 アトレティコはコパ・デル・レイでまさかの3回戦敗退に終わり、ラ・リーガでもここ5試合で1勝2分け2敗。3位ヘタフェの後塵を拝し、4位と苦しんでいる。

 それでも、英衛星放送『Sky Sports』によると、クロップ監督は、「アトレティコとの対戦はサッカーにおいてもっとも難しいことのひとつだ。彼らは本当に組織されており、プレゼントをしてくれない」と、ディエゴ・シメオネ監督が率いるチームの脅威を強調した。

「すべてのポジションでベストじゃなければいけない対戦相手があるとすれば、それこそがアトレティコだ。今シーズンのここまでのプレーは言われているほど悪くない。それに、明日起きることとは関係がない。よりファイトし、より意欲的なほうが次のラウンドに進む」

 南野拓実に出場のチャンスがあるかも気になるアトレティコ戦。連覇を目指す王者の戦いぶりに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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