「みんなが助けてくれて…」冨安健洋がボローニャTDの「マンUでプレーできる」発言に反応! 白血病の指揮官については――

2020年02月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

コーチは「状況を読む力に驚かされる」

移籍1年目で右SBの定位置を確保した冨安。チームも好調を維持している。(C)Getty Images

 イタリア挑戦1年目で高い評価を受けている冨安健洋だが、本人は浮かれていない。

 ボローニャのテクニカル部門を統率するワルテル・サバティーニは先日、冨安がマンチェスター・ユナイテッドでもプレーできる存在だと称賛した。

 専門サイト『Tuttobolognaweb』によると、2月14日の会見に臨んだアシスタントコーチのエミーリオ・デ・レオも「来た時から彼はすでに完成された選手だった」と、日本代表DFに賛辞を寄せている。

「感受性が強く、もっとも適したポジションはセンターバックだが、センターバックとしても非常にうまく適応した。うまくなりたいという意欲が強く、戦術的な観点から状況をうまく読む力に何よりも驚かされているよ」

 一方で、会見に同席した冨安自身は「もっとイタリア語を勉強しなければいけない。攻守両面で向上したい」と謙虚な姿勢を崩さない。サバティーニの賛辞にも「僕は考えていない。ここボローニャでうまくやっている」と話すにとどまった。
 
 また、冨安は「最初からみんなが助けてくれた」と、ボローニャに馴染んでいる様子をのぞかせた。さらに、白血病と闘いながらベンチで指揮も執るシニシャ・ミハイロビッチ監督について、「監督がベンチにいる時はより戦いやすくなる」と称賛している。

 セリエA前節で強敵ローマを下したボローニャは7位と好調。ヨーロッパリーグ(EL)出場ラインの6位ヴェローナとは、わずかに勝点1差だ。

 15日のジェノア戦を前に、冨安は「ELの可能性を手にしている」と意気込んだ。

「自分たちのプレーをしなければいけない。ローマ戦のようなプレーをすれば、僕らはうまくやることができるはずだ」

 冨安はミハイロビッチとともに、ボローニャに欧州への切符をもたらせるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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