名将モウリーニョが気合いの丸刈り! 英メディアが注目する“驚異的なジンクス”とは

2020年02月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

スキンヘッドと見まがうほどに風貌が一変

水曜日のFAカップ時。モウリーニョ監督のヘアスタイルはいつものように見慣れたものだったが……。(C)Getty Images

 その風貌が一変した。トッテナム・ホットスパーの指揮官、ジョゼ・モウリーニョが気合いの丸刈りだ。

 水曜日のFAカップでサウサンプトンを3-2で下し、トッテナムは準々決勝に駒を進めた。モウリーニョ監督の髪はいつものロマンスグレーで見慣れたヘアスタイルだったが、金曜日にロンドンのキングス・ロードに足を運んだポルトガル人指揮官は、いきつけの高級サロンで一大決心。スキンヘッドと見まがうほどの超短髪にモデルチェンジしたのである。

 担当したヘアデザイナーが、カット後のモウリーニョとの2ショット写真をインスタグラムに投稿。「何事にも恐れを抱かないジョゼ・モウリーニョ。それはヘアカットにおいても同様だ」の一文が添えられた。やがて英メディアが一斉にこれを取り上げ、「トッテナム・ファンが歓喜している」「驚くべきジンクスの復活だ」などと報じている。

 実は過去に二度、モウリーニョは気合いの丸刈りを断行している。2006-07シーズンのチェルシー第1次政権時代と、2013-14シーズンの第2次政権時代だ。そのいずれも、カット直後の戦績が図抜けている。前者はプレミアリーグ11試合で9勝を挙げ、後者は同じく10試合で8勝を積み上げた。

 2014年の際は当時在籍していたフェルナンド・トーレスに電動バリカンを借りて「自分でやったんだ。安上がりだし悪くないだろ?」と報道陣に明かして驚かせた、「戦闘モードに入った? いやいや、それならもっと短く刈り込むさ」と話していたが、今回は過去"最短"ともいえるベリーショートだ。

 以前、ドイツ紙『Bild』のインタビューで髪について語り、「人生を心底楽しんでいれば、髪がなくなるなんてことはないんだよ」と持論を展開。そこから「ペップ・グアルディオラの頭はハゲているね。きっと彼はフットボールを楽しんでいないんだろう」と爆弾発言に及んでいた。

 
 昨年の11月下旬にトッテナムの監督に電撃就任したモウリーニョ。以降、公式戦19試合を戦って10勝4分け5敗(プレミアは7勝2分け4敗)という成績を残している。直近に絞れば6試合で4勝2分けと負け知らずで、2月2日のマンチェスター・シティ戦では2-0の快勝を収めている。

 はたして来週末(2月16日)に行なわれるアストン・ビラ戦から、スパーズ(トッテナムの愛称)は怒涛の連勝街道を歩んでいくのか。英紙『Daily Mail』は「二度あることは三度ある。トッテナムのファンは大いに期待していることだろう。まさに"スペシャル・ワン"が本領を発揮するのはこれからだ」と綴っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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