「私も大好きだからね」ドルトムント戦で決勝アシストの大迫勇也、復調の秘訣は試合前日のディナーにアリ?

2020年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

ブレーメン指揮官も大迫の活躍に笑顔

好パフォーマンスで「復調の兆し」と称えられた大迫。 (C) Getty Images

 現地時間2月4日、ドイツのDFBポカールの3回戦が各地で行なわれ、大迫勇也が所属するブレーメンは、今季好調のドルトムントを3-2で破り、ベスト8進出を果たしている。

 この試合で、2020年に入って公式戦初のスタメンを飾った大迫勇也は、決勝点となった3点目のミロト・ラシチャのゴールをアシスト。89分まで攻守にわたって存在感を示した。

 現地紙『kreiszetung.de』は、大迫が「印象的な復帰をした。本当にいいプレーをしていた」と称賛し、ドルトムントを下すという"クーデター"を達成したことへの貢献を高く評価している。

 そんな大迫の復調を誰よりも喜んでいるのが、ブレーメンを率いるフロリアン・コーフェルト監督だ。

 ブレーメンの面々は、ホーム戦の前日はホテルに宿泊することになっているそうで、ポカール3回戦前日の月曜日、チームで夕食をとる際、なんと普段はない寿司が提供されたという。チームマネージャー、ダスティン・ハロシャの提案だったという。

「スシは私も大好きなので、何も問題なかったよ。ユウヤに何をしたかって? 最近はとくに、ユウヤとは、再び一緒に多くのビデオをみたり、長い話ができるような時間を持つことができるようになった。人間だから調子が浮き沈みするのは仕方がないし、うまくコミュニケーションが取れなくなることもある。ただ、私は彼を試合に送り出す前に、抱きしめて、『君を信じている』と伝えた。それだけさ」

 同紙は「サッカーにおいては、非常にシンプルなことが色んなことを左右する要素になり得る」とし、「大迫は非常にうまくやった」と報じている。さらに「金曜日の夜は、再びホテルでスシが振舞われる可能性が高そうだ」と結んだ。

 ブレーメンは現地時間7日、ホームでウニオン・ベルリンと対戦する。現在リーグ16位に低迷するチームを、大迫は再び自らの足で引き上げることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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