1人3万7100円… 「C・ロナウド欠場問題」で主催者側に賠償責任。韓国裁判所が支払いを命じる

2020年02月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

今後、合計826万円の集団訴訟も…

今季も12月から8試合連続ゴールを挙げるなど、そのパフォーマンスは色あせていないC・ロナウド。(C) Getty Images

 いわゆる"クリスチアーノ・ロナウド欠場問題"の民事訴訟が2月4日に韓国の仁川で行なわれ、裁判所は原告側の訴えを認めた。

 2019年7月26日に欧州クラブのプレシーズンツアーとして、韓国のソウルで行なわれたイタリアのユベントスとKリーグ選抜のオールスターチームとの親善試合で、ユベントスのクリスチアーノ・ロナウドが欠場した問題。

 この試合の主催者の代理店『The Fasta』社の広告では、ロナウドが少なくとも45分間はプレーすることを示唆しており、一部のファンが広告は虚偽・誇張に該当すると告発、チケット代の返金や損害賠償を求める訴訟に発展していた。
 
 韓国のスポーツ紙やスポーツ専門サイト以外も報じる一大ニュースとなり、一般紙の朝鮮日報によれば、裁判所は「The Fasta」に対して、原告2人にそれぞれ37万1000ウォン(約3万7100円)を賠償するよう命じたという。

 また、今回の裁判以外にも、一部のファンが昨年8月に「The Fasta」社を相手取り、1人当たり95万ウォン(約9万5000円)ずつ、87人で計8265万ウォン(約826万円)の損害賠償を請求する訴訟をソウル中央地裁に提起している。

"親善"のために行なった試合が思わぬ騒動となってしまったユベントス。今回敗訴した代理店側も、昨夏の物議を醸した試合の後には「ユベントス側に強く抗議する」と声を上げていただけに、このまま終息というわけにはいかないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事