「プレーが“綺麗”すぎて批判が…」サンプドリア地元紙が吉田麻也の特徴を紹介! 気になるデビュー戦は?

2020年02月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラニエリにアドバイスを送った人物は?

プレミアリーグでの経験が豊富な吉田だけに、地元メディアの注目度は高い。 (C) Getty Images

 今冬の移籍市場の締切日となった1月31日に約7年半の長期キャリアを築いたサウサンプトンを離れ、"守備の国"イタリアへと渡る決心を下した日本代表DFの吉田麻也が、新天地へと降り立った。

 現地時間2月2日、サンプドリアへの移籍が決まった吉田が、本拠地のあるジェノバに到着。早速、地元メディアの直撃取材を受けた。

 この日、メディカルチェックを済ませ、サンプドリアを率いるクラウディオ・ラニエリ監督やチームメイトたちと顔を合わせたという吉田は、伊衛星放送『Sky Sport』のフラッシュインタビューに対し、「ここに来られてとてもうれしい」と回答。さらに無事に移籍が完了したことへの喜びを口にした。

「ミラノにショッピングに行ったことを除けば、イタリアは初めて。ジェノバはまだ知らないことが多いけど、新しい生活を始められるのが待ち遠しい」

 現在セリエAで、降格圏とわずか4ポイント差の16位に沈んでいるサンプドリアにとって、この日本代表CBは残留のためのキーマンのひとりだ。それだけにメディアの注目度も高い。

 日夜、同クラブの情報を発信している地元紙『IL SECOLO XIX』は、「アジア人では稀有な190センチ近い体格とヘディングの強さが売りだ」と紹介したうえで、次のようにレポートしている。

「プレミアリーグで最も試合に出場した日本人。時折、プレーが"奇麗すぎて"、典型的なイングランド人DFと違って強くコンタクトにいかないことが批判の対象となったこともあった」

 さらに同紙は、吉田獲得にゴーサインを出したと言われるラニエリ監督が、事前に元日本代表監督から助言を受けていたことも紹介している。

「ラニエリはレスター時代にも彼を獲ろうとしたことがおり、ヨシダのことは良く知っていた。そして、4年間に渡って日本代表の指揮官を務めた友人のアルベルト・ザッケローニからもアドバイスを受けた。ラニエリは彼と多くの意見交換をしたようだ」

 チームは現地時間2月3日にナポリとのビッグマッチを控えているが、記事よれば、吉田は同日にビザ取得などの手続きのために英国へ戻るため、欠場する見通しだという。デビュー戦については、「4日にチームに再合流した後の8日のトリノ戦(セリエA第23節)にコールアップされるだろう」と報じた。

 元日本代表FWの柳沢敦以来、クラブ史上2人目の日本人選手となった吉田。はたして31歳のベテランCBは、小さくない期待に応えられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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