「アーセナルファンよ、覚えているか?」ドイツ2部の日本人対決はドロー! ザンクト・パウリ宮市亮は1Aで活躍も、終盤に追いつかれる

2020年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

宮市は何度もチャンスを創出

1アシストと奮闘した宮市。 (C) Getty Images

 現地時間2月1日、ドイツ2部の第20節が行なわれ、宮市亮が所属する現在12位のザンクト・パウリはホームに遠藤航が所属する3位のシュツットガルトを迎えた。

 日本人選手も両者先発を飾ったこの一戦、シュツットガルトは開始7分でDFパスカル・シュテンツェルが負傷で交代というアクシデントに見舞われる。

 しかし、好調をキープしているチームはトラブルにも落ち着きを保ち、ホームチームにチャンスらしいチャンスを作らせない。遠藤は中盤の底で始終冷静にプレーし、積極的に攻撃に絡んだ。

 56分、味方からのパスを受けた宮市が右サイドのDFをかわして突破し、ゴールライン手前でマイナスのパス。これをヘンク・フェールマンが反転しながらシュートして先制点を挙げた。

 73分にはインターセプトから宮市が抜け出し、ゴール前まで運んでシュート。これをGKが弾いたところに味方が詰めていたが、追加点はならず。

 その後もザンクト・パウリがペースを握る展開となり、シュツットガルトゴールを脅かした。宮市は積極的なスプリントで右サイドから守備陣をかく乱し

 しかし81分、シュツットガルトに左サイドから崩され、マリオ・ゴメスンに同点ゴールを許してしまう。

 試合が振り出しに戻ると、攻守が目まぐるしく入れ替わる。90+1分には再び宮市が右サイドを切り裂いて中央へマイナスのパスを送るも、今度はDFに防がれてしまった。

 最後までチャンスを防ぎ防がれという展開が続いたが、試合はそのまま終了。宮市の奮闘ぶりには、試合をみていたアーセナルファンが「アーセナルのみんな、リョウ・ミヤイチを覚えているか?彼、今すごく良いプレーをしているぞ」と呟くなど、このゲームで非常に強く印象に残ったようだ。

 一方のアウェーチームでは、遠藤が始終チームのバランスをコントロールし、大きく崩れることはなかった。勝点1ポイントを獲得したシュツットガルトは、暫定で2位に浮上している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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