「私たちも年をとったのかも」「申し訳ない…」モウリーニョと火花を散らさなくなったペップが報道陣に“謝罪”!

2020年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

ペップが送ったモウリーニョへの“敬意”

かつて、モウリーニョ(左)とグアルディオラ(右)は、激しい“舌戦”を繰り返し、その度にメディアのネタにされていた。 (C) Getty Images

 現地時間2月2日に行なわれるプレミアリーグ第25節で、マンチェスター・シティは、敵地でトッテナムと対戦する。ジョゼップ・グアルディオラとジョゼ・モウリーニョのカリスマ指揮官対決にも注目が集まる一戦だ。

 グアルディオラとモウリーニョは、バルサとレアル・マドリーを指揮していた時に、激しい舌戦を繰り広げていた。ただ、舞台がマンチェスターに移ってからは、ユナイテッドとシティというライバルクラブ同士を率いたにもかかわらず、両監督の間に以前ほどの"バトル"は起きていない。

 米メディア『ESPN』によると、トッテナム戦に向けた記者会見でグアルディオラは、「君たちには申し訳ないね」と、報道陣に向けて冗談を飛ばしている。

「君たちがそれを楽しみにしているのは分かっている。でも、申し訳ない。きっと、私たちも年をとり、経験を積んだということさ」

 さらに、グアルディオラは、「彼がユナイテッドを率いていた時の対戦は、いつもみんなの話題がお互いのプレーやどちらが勝つかではなく、私の会見とか、お互いに言ったことなどだったのを覚えている。それで君たちはハッピーだった」と続けた。

「だが、申し訳ない。そういうことはなかったんだ」
 
 モウリーニョはユナイテッドを復活に導くには至らず、志半ばで解任された。だが、グアルディオラは"ライバル"への敬意を強調している。

 49歳のスペイン人監督は、「経験豊富な指揮官で多くの勝利を収めてきたジョゼの価値は、1シーズンや1年半で評価されるものではない」と述べ、こう続けた。

「15年や20年で彼のキャリアを評価しない者は、何も分かっていないからだ。プロとして、わたしは同僚を1シーズンではなく、10年、15年で評価しようとしている。それこそ、より価値を与えるからだ」

 さらにグアルディオラは、「監督には誰にだって浮き沈みがある。15年、20年と、ジョゼはずっとそこにいた。私は、それはリスペクトされなければならないと思う」と付け加えている。

「長くとどまり、ずっとそこにいるという、それこそがもっとも難しいと思うからね」

 英雄は英雄を知る。そんなふたりの今回の対決は、どのような結果を迎えるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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