エリクセンの「推定市場価格」はセリエA最高!インテルが投じた移籍金は破格の安さ?

2020年01月29日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

C・ロナウドやディバラが値下がり気味で。

インテルに加入したエリクセン。写真:インテル公式ツイッターより

 現地時間1月28日、トッテナムからインテルに移籍したのが、デンマーク代表MFのクリスティアン・エリクセンだ。
 
『スカイ・イタリア』など現地メディアによれば移籍金は2000万ユーロ(約25億円)と伝えられている。ただ、世界中のサッカー選手を様々な角度から分析して「推定市場価格」を弾き出している『transfermarkt』によれば、エリクセンの価値は実に9000万ユーロ(約112億5000万円)。これはセリエA最高額だ。
 
【セリエA選手の推定市場価格TOP10】
1位クリスティアン・エリクセン(インテル):9000万ユーロ
2位パウロ・ディバラ(ユベントス):8500万ユーロ
3位ラウタロ・マルティネス(インテル):8000万ユーロ
4位マタイス・デリフト(ユベントス):7500万ユーロ
4位ロメル・ルカク(インテル):7500万ユーロ
4位:カリドゥ・クリバリ(ナポリ):7500万ユーロ
4位:クリスチアーノ・ロナウド(ユベントス):7500万ユーロ
8位:セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(ラツィオ):7000万ユーロ
8位:ミラレム・ピャニッチ(ユベントス):7000万ユーロ
10位:フェデリコ・キエーザ(フィオレンティーナ):6000万ユーロ
10位:ロレンツォ・インシーニェ(ナポリ):6000万ユーロ
10位:マルセロ・ブロゾビッチ(インテル):6000万ユーロ
10位:ファビアン・ルイス(ナポリ):6000万ユーロ
10位:ミラン・シュクルニアル(インテル):6000万ユーロ
10位:ステファン・デフライ(インテル):6000万ユーロ
 
 2015~18年ごろには1億2000万ユーロの価値と算出されていたC・ロナウドは、間もなく35歳を迎えるという年齢もあり7500万ユーロまでダウン。また18年夏には1億1000万ユーロだったディバラも、突き抜けそうで突き抜けないパフォーマンスゆえか現在は8500万ユーロと見積もられている。
 
 いずれにしても9000万ユーロと評価されているエリクセンの2000万ユーロという移籍金は、破格の安さだったと言っていいだろう(他に諸々のボーナス設定はあり)。トッテナムとの契約が20年夏までだったため、半年後にはフリートランスファーで移籍金ゼロになるゆえにここまで値下がりしたわけだが、19年夏なら5000万ユーロ前後、18年夏なら1億ユーロ前後で取引されていても不思議はなかった。
 
 もちろん推定市場価格は、パフォーマンスを保証するものではない。エリクセンの真価が問われるのは当然これからだ。早ければ現地時間1月29日(日本時間30日朝)のフィオレンティーナ戦(コッパ・イタリア)でのインテル・デビューが見込まれるデンマーク代表MFに、要注目だ。
 
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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