【ACL採点&寸評】FC東京2-0セレス・ネグロス|大雨にも数的不利にも負けず勝利。渾身の一撃を叩き込んだDFをMOMに

2020年01月28日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

FC東京――室屋が値千金の先制ゴール

【MAN OF THE MATCH】室屋成(FC東京)

[ACLプレーオフ]FC東京2-0セレス・ネグロス/1月28日/東京スタジアム

【チーム採点・寸評】
FC東京 6.5
最大の敵はピッチ。そう表現しても大袈裟ではないほどグラウンドの状態が悪かった。当然、華麗なパス回しなど皆無に等しかったが、結果のみが求められた試合で2-0と勝利。大雨にも数的不利にも負けず、奮闘したチームに拍手をおくりたい。

【FC東京|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 6
枠内シュートが少なく、見せ場は限られた。キックは安定しており、大きなミスがなかったことを踏まえれば及第点には届くだろう。

DF
MAN OF THE MATCH
2 室屋 成 7
チャンスになりかけた44分のドリブル突破は悪くなく、48分に渾身の一発で先制点。今季のFC東京の公式戦初ゴールを決めたことを祝して、マン・オブ・ザ・マッチに。

3 森重真人 6.5
ボールが走らないピッチでのバックパスは命取りという状況を理解していた印象で、シンプルかつ効率よく守っていた。

6 小川諒也 6
とにかくボールを前に蹴り出す。リスクを排除したディフェンスで危険を回避した。悪天候にもめげず粘り強くプレーした点は評価に値。

32 ジョアン・オマリ 6
レアンドロのボールに合わせた20分のヘディングシュートは残念ながらクロスバーの上。攻撃面でヒーローになれずも、ダイレクトで蹴り返した33分のクリアはなかなかの高等技術だった。
 
MF
8 髙萩洋次郎 6
迷わずに前方に蹴るというシンプルなプレーを徹底。相手にボールを握られても決して焦らず、アンカーの仕事を淡々とこなした。

10 東 慶悟 5.5(77分OUT)
セットプレーからいくつかチャンスを演出。15分にエリア内で決定機を迎えるもゴールならずと、惜しいところまで行きながら目に見える結果を出せなかった。

31  安部柊斗 6.5
大卒ルーキーでいきなりスタメン出場。ぬかるんだピッチに多少なりとも苦しみながら、時折「おっ」と思わせるドリブルを披露した。
 

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