「監督に報いたい」「僕には失うものがない」南野拓実が“スーパー”だったプレミアデビューの自己評価を語る

2020年01月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「精神的に準備ができていた」デビュー戦

ウルブスとの一戦で急遽出番を与えられた南野。そのパフォーマンスはクロップ監督からは高く評価されたが、自己評価は? (C) Getty Images

 現地時間1月23日に開催されたウォルバーハンプトン戦(第24節)で、負傷したサディオ・マネとの交代でピッチに立ち、リバプールでのプレミアリーグデビューを果たした南野拓実は、新たな冒険に踏み出した。

 レッドブル・ザルツブルクから移籍して、まだ公式戦で2試合にしか出場していない南野だが、ユルゲン・クロップ監督は、日本代表FWのプレミアデビューを「スーパー」と絶賛した。

 当の本人も、そんな指揮官の期待に応えたいと意気込んでいるようだ。クラブ公式サイトで、南野は、「自分に対する監督の信頼を感じる。だから、本当に監督に報いたい」と述べている。

「個人的には、自分の(ウルブス戦での)パフォーマンスには満足していない。だから、支えてくれる人たちの期待に応えたいと思っている」

 南野は、「精神的には準備ができていたし、いかにスムーズにチームとフィットしていくか、試合に入っていくかということだけを考えていた」と続けた。

「プレッシャーはまったく感じていない。自分がどれだけ期待されているかは分からないが、僕には失うものがない」

 クロップ監督は南野のユーティリティー性を評価しているが、その点については、「どちらのサイドでもプレーできるが、サイドバックとの連携のほうが大切」と、ポジションについて言及した。

「お互いの理解をより深めることができれば、もっと良くなっていくはずだと確信している」

 そして最後に、南野は、「自分が試合に出てから彼らに同点ゴールを決められたので、なんとしてでも決勝点に貢献したかった」と述べている。

「僕らが2点目を決めてからは、シンプルに続け、堅実に守ろうとした」

 初ゴールや初アシストという目に見える結果も待望される南野だが、まずは着実に出場機会を増やしていくことが大切だ。カリスマ指揮官から信頼される男の今後に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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