【FC東京】「昨年からジャブを打たれていた」。再びアウェー8連戦に挑む長谷川監督の心構え

2020年01月24日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

再び“過酷なロード”に挑む指揮官の心境は?

長谷川監督は2季連続のアウェー8連戦をどう捉えているのか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 来たる2020年シーズン、FC東京は再び"過酷なロード"に挑む。先日発表されたJリーグのスケジュールで、昨季に続きアウェー8連戦を戦うことになったのだ。

 その8連戦のスケジュールは以下のとおり。6月12か13日予定の17節・川崎戦から、大分戦(6月20か21日)、浦和戦(6月27日)、鳥栖戦(7月1日)、神戸戦(7月4日)、横浜FC戦(8月15日)、湘南戦(8月21か23日)、広島戦(8月29か30日)。神戸戦と横浜FC戦の間が1か月以上ある一方で、浦和戦、鳥栖戦、神戸戦の3試合を1週間で3試合もこなさなければならないというように、なかなかな日程だ。

 東京五輪開催の関係で味の素スタジアムを使えなくなった影響でそうなったわけだが、長谷川監督に落胆の色はなかったという。

 実際、「今季のスケジュールが発表されて、今年もアウェー8連戦があると初めて聞いたときはどう思いましたか?」という記者の質問に対しても、「昨年からジャブを打たれていたので、オリンピックがあるということで。まあ、仕方ない」と少し笑みを浮かべながら答えていた。
 

 長谷川監督が着目しているのはアウェー8連戦そのものよりも"そのあと"。確かに昨季を振り返ると、その死のロードを勝ち越しながらも、続くホームの2連戦(32節の湘南戦、33節の浦和戦)でいずれも引き分けてしまった。結果的に、このふたつのドローが優勝を逃がす原因になったと、そう捉えることもできる。

「昨季は『8連戦だ』と身構えていましたが、終わってホームに帰ってきたら逆に力が入ってしまったんですかね、いずれもしても、ホームに帰ってきた嬉しさを上手くプレーに反映できなかった。『ホームだから行こう』という部分が空回ったところがあるので、今季はそのあたりを少し頭に置きながら戦うことができればと思っています」

 就任1年目で6位、そして昨季は2位とリーグ戦で結果を残している長谷川監督。勝負の3年目、今季こそは頂点に立って、勝利の美酒を味わいたい。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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