【FC東京】「下手だよ」「マシュマロのハート」と聞かされたけど…。長谷川監督の両助っ人評

2020年01月24日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

Jリーグ経験者を補強した理由は?

新体制発表後の囲み会見でアダイウトンとレアンドロについて言及した長谷川監督。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 1月23日に行なわれたFC東京の新体制発表後、在任3年目を迎えた長谷川監督が囲み取材に応じてくれた。そこで新戦力のアダイウトンとレアンドロについて訊かれた指揮官は「びっくりしている」と答が、果たして何に驚いたのだろうか。

「アダイウトンはいろんな関係者に聞いたら『下手だよ』と(笑)。そういう声を耳にすることが多かったのですが、実際に一緒に仕事をしてみると『意外と上手いな』と。(ガンバ大阪時代に)パトリックと一緒にやっていますが、そういう選手と比べてみてもアダイウトンのほうが……。数倍とは言わないなでも、周りが言うほど下手な選手ではなかった。練習試合や練習でも彼のスピードだったりとかは非常に感じます」

 では、レアンドロにはどんな印象を抱いたのだろう。

「レアンドロは『マシュマロのハート』だという話は聞いていて、ブラジルらしからぬというか、『意外と弱いところがあるよ』みたいな話もありますが、今のところはチームが変わったということもあって、ブラジル代表歴がある選手ではあるなと。とてもテクニックがあって、ないかなと思っていた献身性も出せています」
 
 沖縄キャンプを通して、長谷川監督はこの両新戦力の出来に手応えを感じているという。

「昨季は初物の外国人(ジャエル、アルトゥール・シルバなど)をチームに入れて時間がかかった部分はある。今季はJリーグ経験者のなかから選んで補強をしました。だから初物よりはチームにフィットするまでの時間は短くて済むのかなと。彼らの力がプラスアルファになってこないと昨季より高いチーム力は目指せないと思っています」

 いずれも4-3-3システムのウイング候補と目されるアダイウトンとレアンドロ。長谷川監督はこの助っ人ふたりをどう生かすのか。まずは1月28日のACLプレーオフ(対戦相手はフィリピンのセレス・ネグロス)に注目だ。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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