清水が名古屋のSB金井貢史を補強!海外移籍報道の松原后の穴埋めか?

2020年01月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「なにも成し遂げていない」と複雑な胸中を…

昨シーズンは、鳥栖で10試合・4得点を記録した金井。J1残留に貢献した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 清水エスパルスは1月19日、昨季はサガン鳥栖へレンタルされていた名古屋グランパスのDF金井貢史を完全移籍で獲得したことを発表した。
 
 横浜下部組織出身の金井は、ユース時代から各年代の代表に選ばれた経歴を持つ。SBが主戦場で、両サイドをそつなくこなす器用さが売りだ。2008年にトップ昇格を果たすと、その後は鳥栖や千葉を渡り歩き、16年に横浜に復帰。翌年にはJ1通算100試合出場を達成した。
 
 18年シーズンの途中に名古屋へ移籍すると、21節の鹿島戦で2ゴールを挙げるなど15試合で4得点を挙げる活躍を見せたが、定位置確保には至らず。昨季途中に鳥栖へ期限付き移籍をしていた。
 
 鳥栖へのレンタルもあり短い在籍期間となった金井は、複雑な胸中と名古屋サポーターへの感謝を公式サイトで明かした。
 
「このたび、清水エスパルスに完全移籍することになりました。まだ、なにも成し遂げていないので今年は...と思っていましたが今後のサッカー人生で更なる成長をしたいと思い、この決断にいたりました。
 
 2018年の夏に加入させていただき、あの最終節で残留が決まったことを僕は一生忘れません。そして、満員の豊田スタジアム、パロマ瑞穂スタジアムでプレー出来たことも誇りに思います。みなさんには本当に感謝しかありません。本当にありがとうございました」
 
 また、清水に向けては、「このようなタイミングで移籍することにより、色々な方のご協力に感謝しております。エスパルスの為、監督の目指すサッカーをしっかりと体現できるよう日々精進し頑張っていきたいと思います。皆様には"貢史"と呼んでいただけると嬉しいです!よろしくお願いします!」と意気込みを語っている。
 
 清水は、左SB松原后の海外移籍が取り沙汰されており、仮に実現すれば、その穴を埋めるピースとして期待される。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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