「ミナミノ獲得後も絶対的…」リバプールがドイツの“次世代スター”ハベルツの引き抜きに149億円を準備!?

2020年01月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

メガクラブが水面下で獲得を争う俊英

ブンデスリーガで異彩を放っているハベルツの獲得には複数のメガクラブが動き出しているようだが、リバプールは一足早く具体的な準備を始めたようだ。 (C) Getty Images

 プレミアリーグを独走するレッズは、さらなるチーム強化に向けて、投資を惜しむつもりはないようだ。

 現地時間1月15日、地元紙『Liverpool Echo』を始めとする複数の英国メディアが、レバークーゼンに所属するドイツ代表MFカイ・ハベルツの獲得に乗り出したと報じた。

 弱冠20歳のハベルツは、昨シーズンのブンデスリーガで全34試合に出場して17ゴール・4アシストをマークして一躍ブレイクを果たし、ドイツで声価を高めているスーパースター候補だ。そのプレースタイルは、メスト・エジルを彷彿とさせる優雅さと類まれな技巧を持ちながら、往年の名手ミヒャエル・バラックのような高さと力強さを兼ねている次世代のプレーメーカーだと言える。

 すでにシティとユナイテッドのマンチェスターの2強、さらにはバイエルンやレアル・マドリーといったメガクラブの垂涎の的となっており、水面下では激しい獲得競争が繰り広げられているという。

 そんな激戦必至の獲得レースを勝ち抜こうとするリバプールは、大枚を叩く覚悟を持っているようだ。『Liverpool Echo』は、「クラブの移籍金記録を更新する準備をしている」と綴ったうえで、その金額が2017年12月にサウサンプトンからフィルジル・ファン・ダイクを引き抜いた際に支払った7500万ポンド(約108億7500万円 ※当時のレート)を越える1億700万ポンド(約149億8000万円)になると報じた。

 また、英紙『Mirror』は、今冬の移籍市場で獲得した南野拓実に触れつつ、リバプールがハベルツに大枚を叩くワケを説明している。

「イングランド人MFのアダム・ララーナが、今シーズン終了後にアンフィールドを離れることが予想されているため、カイ・ハベルツはクロップの計画において、ミナミノを獲得した後も絶対的な優先事項となっている。20歳のタレントは、チームをより活性化させるだろう」

 ちなみにハベルツ自身は移籍についての考えをドイツ紙『Bild』のインタビューで、こう語っている。

「正直に言えば、いつかは次のステップを踏まないといけないと思っている。だけど、それがいつ来るのかを今は心配していない。今重要なのはレバークーゼンだ。まだやれることがたくさんあると思っているからね。それに彼らはそういう話が出た時にすぐに『守りたい』と動いてくれた」

 こうしたコメントからすれば、本人に早急なレバークーゼン退団の意思はないように見えるが、果たして、ドイツ代表の俊英を巡る獲得レースは、この先、どのように動いていくだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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