パリSGから人材が大量流出? ラベッシに続きカバーニも移籍を要求、T・モッタは構想外に

2015年01月09日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

アーセナルからのアプローチを受けて。

イブラヒモビッチの影で脇役に追いやられているカバーニが移籍を志願。パリSGから目が離せない。 (C) Getty Images

 パリSGが思わぬ形でメルカート(移籍マーケット)の主役になろうとしている。
 
 エディンソン・カバーニ、エセキエル・ラベッシが移籍を希望してクラブにプレッシャーをかけ、チアゴ・モッタにも退団の可能性が浮上しているのだ。
 
 ズラタン・イブラヒモビッチの影で脇役に追いやられているカバーニは、アーセナルからのアプローチを受けて夏の移籍をクラブに迫っているという状況だ。
 
 出場機会が限られているラベッシは、冬休み明けのモロッコ遠征を無断でキャンセルするなど、ロラン・ブラン監督に対する不満を露わにして移籍を要求している。
 
 ただし、有望な移籍先だったインテルがルーカス・ポドルスキとジェルダン・シャキリを獲得したこともあって、今冬の移籍は現実的ではなくなってきており、このまま6月までチームに残る可能性も出てきた。来週、代理人のマッツォーニがアルゼンチンからフランス入りしてクラブと話し合いを持つ予定になっており、そこで今後の方向性が決まる見通しだ。
 
 一方、T・モッタに関しては状況が異なっている。パリSGとの契約は2016年6月までだが、クラブは今シーズン限りでの放出を考えており、水面下で受け入れ先を探している。
 
 中盤にクオリティーが欲しいミランとインテルがそれを横目で見ているが、積極的に獲得に乗り出すところまでは行っていない状況。いずれにしても、パリSGでのプレーは今シーズン限りとなる可能性が高い。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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