【栃木|新体制】矢野、エスクデロらが決意表明!! 大黒など去就が未定だが、今後の体制は…

2020年01月14日 桜井 誠

「ハードワークができる選手たちに来てもらった」

栃木が新体制発表会見を行なった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 1月12日、栃木SCが新シーズンに向けた必勝祈願、新加入選手・スタッフ記者会見を行なった。
 
 これまでは新加入選手の会見がシーズン最初のアクションだったが、今季はチームも既に始動済みで、必勝祈願のイベントを済ませてからの実施となった。そのため新戦力たちも事前に露出が図られていたため、会見自体は例年より短時間でシンプルなものに。昨季の土壇場でなんとかJ2に踏みとどまった栃木。その苦闘を踏まえ、冒頭、山口慶強化部長が「ハードワークができる選手たちに来てもらった」と強化の方向性を示し、田坂和昭監督が「昨季の残り10試合のサッカーをベースに考え、(選手獲得の)人選した」と続けた。
 会場には新潟から移籍してきた矢野貴章、下部組織出身の明本考浩、森俊貴ら新加入全12選手が現れ、それぞれが入団に至った経緯やアピールポイントを述べた。このなかで矢野は「推進力が自分の良さ。プレーで見せたい」と決意表明。昨季、鹿児島で11得点の実績を残した韓勇太は「栃木のために結果を出し続ける」と表情を引き締めた。また最も饒舌だったのが元京都のエスクデロ競飛王で「キープ力や精度の高いプレーを見てほしい。チームが掲げているサッカーができればJ1への昇格争いはできるはず」との思いを語った。
 
 現在、大黒将志ら去就が未定の選手が何人かいるが、今後の戦力獲得について山口強化部長は「打ち止め」の姿勢を示しており、現体制で29日からの宮崎キャンプに臨む。クラブが掲げた今シーズンの目標は「10位以内」。そこへ向けて2年目の田坂体制が歩みを進めていくことになる。
 
取材・文●桜井 誠(下野新聞社)

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