「早期敗退の赤っ恥」「兼任失敗」韓国メディアもU-23日本の敗退に衝撃…「森保で五輪金は難しい」との声も多数

2020年01月13日 ピッチコミュニケーションズ

韓国では日本の敗退に“マンシン”という言葉が踊った。その意味とは?

U-23日本代表の指揮を執った森保監督。大会からの敗退は韓国のメディアにとっても衝撃だったようだ。写真:佐藤博之

 タイで行なわれているU-23アジア選手権のグループリーグで、サウジアラビアに続きシリアにも敗れたU-23日本代表の連敗は韓国でも大きく報じられている。

 スポーツ新聞『スポーツソウル』は、「日本は恥辱の敗北だ…森保ジャパンのGL敗退を韓国メディアも即刻報道」と題した記事の中で、「韓国とともに東アジアサッカーの強者に数えられ、優勝候補と呼ばれた日本がグループリーグから早期脱落するとは誰も予想できなかった」としたが、さすがに2連敗でグループリーグ敗退が早々に決まったことは韓国にとっても衝撃的だったのだろう。

「五輪本大会自動進出の日本、U-23チャンピオンシップで脱落のマンシン」(通信社『聯合ニュース』)
「東京五輪・開催国の日本のマンシン、2連敗で脱落確定」(ネットメディア『マイデイリー』)
「日本、U-23チャンピオンシップ早期脱落のマンシン」(一般紙『中央日報』)

 このように、多くのメディアで「マンシン」という言葉が使われた。マンシンを漢字で書くと「亡身」となる。「恥さらし」「赤っ恥」というニュアンスの意味が込められた言葉だ。

 一般紙『韓国日報』は「五輪開催国の日本、U-23チャンピオンシップで早期脱落の屈辱」と題した記事で、「日本は開催国への恩恵がなかったら、東京五輪本大会の舞台も踏めなかった結果だ」としたが、まさに今回の結果は開催国として恥ずかしい結果となった。

 結果だけではなく、森保ジャパンの試合内容に失望感を隠さなかった韓国メディアも多い。

 例えばサッカー専門誌『ベストイレブン』は、「野望あふれた日本・中国、現実は大会から脱落の屈辱」と題した記事の中で日本についてこう綴った。

「2020東京五輪開催国である日本は、今回の五輪で金メダルまで狙うほど野心的にU-23代表チームを作ってきており、昨年のコパ・アメリカやE-1選手権にもあえてU-23代表選手を送るほど、多くの経験を積んできた。しかし、結果は惨敗だった。日本は2試合とも後半43分に決勝ゴールを許すなど底力と集中力が不足した姿を見せ、アジア圏チームを相手にしても得点力の貧困さに悩まされる最悪の姿を見せた」
 

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